七十五話 ページ27
ナイトアイside
事務所に着くと、センチピーダー既についていた。そちらの方のパトロールも終わったらしい。
サ「バブルガール、彼女を着替えさせてくれ。それから服を貸してやれ。
センチピーダー、一番奥の部屋から毛布を取ってきてくれ。訳は後で話す。」
バ「分かりました！」
セ「了解です。」
彼女の個性の性質上、急激に暖めるのは返って良くない。ゆっくりやらなければならない。
そう言えば今日は期末テストか。
ミリオはどうなったのだろうか。Aはそれが原因でこうなったのか。
それは後で聞けばいいだろう。
ともかく、あの痩せようならばまた暫く食べていないのだろう。
倒れていたことはそこも関係がありそうだ。
料理をするか。なるべく食べやすいもの……お粥にしておくか。
バ「サー！
着替え終わりました。ソファに寝かせておきます、取り敢えず。」
セ「毛布を持ってきました。」
サ「嗚呼、そうしておいてくれ。
寝かせたら、バブルガール、詳細をセンチピーダーに説明してくれ。」
お粥は簡単だから直ぐに作り終わった。
エアコンをつけ、部屋の温度を少しあげておく。
今夜、目を覚まさなければ病院の方に連れていく他無いだろう。
期末テストで無茶をしたのか、別の理由があるのか。
恐らく未来は変わっていない。
弟子の顔をに触れてみると、まだ冷えていた。
セ「…サー、本当にそうなるのであれば彼女はいつ頃になるのですか。」
サ「二学期が始まってから三学期になるまでの間になるだろう。
すまないが、彼女が起きてもそう言う素振り見せないでほしい。
彼女は当たり前だが…私の個性を知っている。それに鋭いからな。」
セ「ええ、分かっています。」
バ「…あの、この子……Aちゃん、首のとこに傷があったんですよ。
綺麗に……まるで首輪がついてたみたいに……。他にも、火傷に打撲痕…火傷は恐らく、タバコの火かと…。」
サ「……Aは昔からいじめられていたらしい。
首輪のは……十数年前にあった、個性の違法実験…それに巻き込まれた時のものだろう。
Aを視た時に引っ掛かるものがあったから伝手を辿って調べた。」
バ「…そうなんですね。
サー、Aちゃん………絶対に助けましょう。」
サ「…元よりそのつもりだ。」
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すぐる - 50話の「応用が利く」のところが「応用が聞く」になっています。細かくてすいません🥳 (2023年1月12日 0時) (
レス) @page2 id: a8ac25d13a (このIDを非表示/違反報告)
羽鶴,,, - この作品のおかげでサーを推しはじめた (2022年12月27日 1時) (レス) @page4 id: e85af83036 (このIDを非表示/違反報告)
真昼 - 轟の成長みたいな感じですか？ 母が言っていたセリフも似ていますよね！ (2022年7月28日 20時) (レス) @page20 id: 279e5ec09b (このIDを非表示/違反報告)
たむたむ - ミリオの個性は通過じゃなくて透過だよ (2021年10月11日 22時) (レス) @page2 id: 124affbb66 (このIDを非表示/違反報告)
ミナミ(プロフ) - 脱線脱出tomorrow さん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いいたします (2019年12月11日 4時) (レス) id: 4b9f084e7b (このIDを非表示/違反報告)
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