二百三十一話。 ページ32
Aside
「皆さん、長いことお疲れさまでした。これより発表を行いますが…その前に一言。
採点方式についてです。我々ヒーロー公安委員会とHUCの皆さんによる減点方式であなた方を見させていただきました。
つまり……危機的状況でどれだけ間違いの無い行動をとれたかを審査しています。
取り敢えず、合格点の方は五十音順で名前が載っています。今のことも踏まえご確認ください。」
やっぱり減点法式なんだな。
そう思いながらモニターを見るとブォン、と音がしてモニターに映し出された。
皆自分の名前の頭文字を呟きながら必死に探している。
名前が名前だから別にそんなことしなくても見つかるんだよな、や、だもん。
「あ、あった。」
「Aさん、やりましたね！」
「百ちゃんもおめでと！！さっきは助かったよ！」
「いえいえ、Aさんとてもすごかったです！」
いつものようにかわいい。ぷりぷりしてるな。何気なくざっと見るとナンバーツーの二人の名前だけなかった。アレ、ヤンキーくんはわかるけど轟くんもなんだ。
爆豪くんヤンキーやっちゃったんだろうな、またヤンキーって呼ぼ。
ぼうっとしてるとこちらに向かってかけてくる足音がした。
「Aちゃん！！受かったよ！！」
「やったね！パンケーキじゃん！！」
そう言って笑うとめちゃくちゃに頭を振ってうなずいてくれる。
そんなにうれしいのかな。確かにあのパンケーキはすごくおいしそうだったけれど。そういうの食べたことないからわかんないや。
「えー、全員ご確認いただけたでしょうか？
続きましてプリントをお配りします。採点内容が詳しく記載されていますので、しっかり目を通してください。」
喜んでいたのもつかの間、プリントが配られた。
どうだろう、やれるだけはやったつもりなんだけどな。
「Aちゃん！？１００点じゃん！！」
プリントを見ると私よりも驚いたようにお茶子ちゃんがそういった。
こっちも驚いた。そんなおっきな声出されるとは思わなかったもん。
これなら問題はないだろう。
文句なし、と書かれた紙を見てうれしくなる。
こんな免許証なんてすぐにいらなくなるのはわかっているはずなんだけれど。それでもうれしいのはなんでなんだろう。
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猫(プロフ) - 凄く面白いです！！更新されるたびワクワクしていました(*´ ꒳ `*) (2022年1月23日 0時) (
レス) @page14 id: 159bb94574 (このIDを非表示/違反報告)
hgf、jhさいこうでs - 最高です‼️何回も読み直しています！続きが楽しみです。。。ああ、早く夢主ちゃんを救って欲しい。。。 (2022年1月21日 20時) (レス) @page13 id: 9afd2abc65 (このIDを非表示/違反報告)
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