五十六話。 ページ7
Aside
起きたら、知らないところでたくさんの人がいた。だれなんだろう。
知らない人たちは、私にむけてやさしい目をむけていて、やさしい人なのかなって思った。
でも、どこかちがう気がして。
よく分からなかった。
でも、不死川さんとかがいたから、ホッとした。
せつめいをされてもよくわからなかったし。
それで、一人の女の人がわたしにむけて何かをふるってきた。
ぎんいろで長い棒みたいなの。
なんだろう。
知ってる気がするんだけど、よく分からないや。もしかしたら、昔のきおくに関係あるのかな。
そんなことを思った。
その、棒の先がくびに近づいて、しぬって思った。息ができずに、動けなかった。
ころされる。
にげようにも、にげられない。
なんで、知らない人にころされなきゃいけないの？
わたし、なにかしたの？
そんなことを考えたとき、すんぜんのところで棒がはじかれた。はじいたのは、不死川さんだった。
女の人がたおれこんできた。
甘い、いやな香のにおい。
玄弥くんがどかしてくれたけど、そんなことはどうでもよかった。
においは頭からはなれなくて、とっさにいやだって思った。
思い出したくないって。
あんなに思い出したいって思ってたのに。
思い出さなきゃいけないような気がしていたのに。
思い出したくない。
だけど、何もできなくて。
忘れようとしたのに、わすれなきゃいけなかったのに、どんどん思い出した。
頬を、熱いものがつたっていっている。
止めようにも止まらない。
玄弥に、カナヲ、後藤が心配そうにこっちを見てる。
…いや、秋谷以外皆、そんな顔。
声がでない。
気を緩めたら吐きそうだ。頭の中をたくさんの情報が駆け巡っていてよく分からない。
「…A。
思いだしたかい？
君は…鬼殺隊氷柱。氷河Aなんだよ。最後に倒した鬼の名を思い出せるかい。」
輝利哉様。
お館様はどこだ。ここはお館様のお屋敷で…そもそも最後に鬼を殺したのはいつだ？
なんだったんだっけ。
そのとき、また別の記憶が戻ってきた。頭が痛い。そんなに一気に思い出さなくてもよくないか？
そもそも、忘れたくて忘れたのに。
まだ、昔の事はぼんやりとしているし、よく分からない。何が起こってここに柱全員がいるのかも不明。
うんと昔なら楽しめていたのかもしれない。
明るい昔には戻れない。
そもそも、その頃がよく分からない。
そうして、なんとか、質問の答えを絞り出した。
「…鬼舞辻…無惨。」
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モブ好きだわ - あ、名前変えてしまいました！言うの忘れててすみません！ (2021年4月29日 18時) (
レス) id: 94bc23990d (このIDを非表示/違反報告)
モブ好きだわ - ミナミさん» そうなんですか！ 教えてくださってありがとうございました！だからかぁ…ﾎｪｰ他の読者さまは有難いですねぇ…でも良かったです！作者様がそのコメントが気になって作品書くのを止めなくて! (2021年4月29日 18時) (レス) id: 94bc23990d (このIDを非表示/違反報告)
ミナミ(プロフ) - ダークファンタジーマジおもろさん» 読んでくださりありがとうございます！1の方ではですね、少し厄介な方があらわれまして…ストーリーについて言われたりだとか、他の読者の方が止めてくださったんですけど止まらなくて。トラブルの元となるために消させていただきした。返信遅れてすみません。 (2021年3月24日 18時) (レス) id: f5a254d1c8 (このIDを非表示/違反報告)
ダークファンタジーマジおもろ - あと何で1のコメント欄削除したんですか？ﾋﾟｴﾝ 理由教えて欲しいです汗 (2021年3月21日 20時) (レス) id: 94bc23990d (このIDを非表示/違反報告)
ダークファンタジーマジおもろ - 完結してよかったです!!!最後はハッピーエンドでよかったです!!!私今3DSで見てるので文字数があまりわからないのでここら辺で終わらしときます!!!今までありがとうございました!!! (2021年3月21日 20時) (レス) id: 94bc23990d (このIDを非表示/違反報告)
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