出会い。しのぶ編。小説版ネタバレ注意。 ページ16
しのぶside
「…悲鳴嶼さん、なんでそんなに大きいのよ？見上げるのが大変だわ。」
中々鬼狩りになることについて認めてくれないからついそう言った。
なかったことにするなんて無理なのに。
この人だってそうだから鬼を殺してるはずなのに、なんで反対なんかするのよ。
「…特別なことは何もしていない。」
「しのぶ、しのぶもすぐに大きくなるわよ。今がちょっと小さいだけで。」
「姉さんはそう言うこと言わないで！」
ちょっとむかついて外に出て、また山菜でもとりに行こうかな、と思った。
すると、外には黒髪の私より背丈が三寸ばかり上の女の子が立っていた。歳はさほど変わらなそう。
特に気になったのは服で、悲鳴嶼さんと同じ服。悲鳴嶼さんにようがある人なのかしら。
女の子は服装にとくに拘りがないのか無造作に髪を束ねただけで飾り気もなくて、きっと少し変えれば美人になるだろうに、と勿体なく思った。
「どちら様ですか。」
「悲鳴嶼さん、どこ。」
私を見ると不安そうに声をかけてくる。
人見知りなのか落ち着きがない。
それにまた少しむかついてつい態度に出てしまう。
「悲鳴嶼さんなら中よ。」
そう言うと女の子はとことこと歩いて行った。わざわざ私の横を通らないように大回りをしながら。
おどおどしてるし、いらいらが増えてくる。
それでも少しは気になったので中に入るとなかには姉さんがいたので悲鳴嶼さんの後ろに引っ付いていた。
姉さんは面白そうにくすくす笑っている。
「…A、怖がらなくてもいい。」
「そうよ、私は胡蝶カナエ。そっちにいるのが妹のしのぶよ。よろしくね。」
そう声をかけられてさらに驚いたのか縮こまって悲鳴嶼さんにしがみつき出した。
それでも一応、肩から少しだけ顔を出してぽそぽそと喋ったけれど。
「…氷河、A。」
「Aちゃんかぁ、いい名前ね。
悲鳴嶼さんと同じお仕事をしてるの？」
「…やってる。柱に、この間なった。」
「柱？」
分からずに声を出すとまた驚いてビクッと動いた。なんでこんなに怯えているのやら。
「Aは鬼殺隊に入るまで孤児であまりいい暮らしでなかったらしい。
そう目くじらをたててやるな。」
「あら、そうなのね。
大丈夫よ、私達もね今そうなっちゃったの。」
そう声をかけてもあまりいいようには反応しなかったけれど、それでも顔はもう少しだけ肩から出ていた。
私は少しだけ優しめに声を出した。
「それで、柱って？」
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モブ好きだわ - あ、名前変えてしまいました！言うの忘れててすみません！ (2021年4月29日 18時) (
レス) id: 94bc23990d (このIDを非表示/違反報告)
モブ好きだわ - ミナミさん» そうなんですか！ 教えてくださってありがとうございました！だからかぁ…ﾎｪｰ他の読者さまは有難いですねぇ…でも良かったです！作者様がそのコメントが気になって作品書くのを止めなくて! (2021年4月29日 18時) (レス) id: 94bc23990d (このIDを非表示/違反報告)
ミナミ(プロフ) - ダークファンタジーマジおもろさん» 読んでくださりありがとうございます！1の方ではですね、少し厄介な方があらわれまして…ストーリーについて言われたりだとか、他の読者の方が止めてくださったんですけど止まらなくて。トラブルの元となるために消させていただきした。返信遅れてすみません。 (2021年3月24日 18時) (レス) id: f5a254d1c8 (このIDを非表示/違反報告)
ダークファンタジーマジおもろ - あと何で1のコメント欄削除したんですか？ﾋﾟｴﾝ 理由教えて欲しいです汗 (2021年3月21日 20時) (レス) id: 94bc23990d (このIDを非表示/違反報告)
ダークファンタジーマジおもろ - 完結してよかったです!!!最後はハッピーエンドでよかったです!!!私今3DSで見てるので文字数があまりわからないのでここら辺で終わらしときます!!!今までありがとうございました!!! (2021年3月21日 20時) (レス) id: 94bc23990d (このIDを非表示/違反報告)
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