三十八話。 ページ39
Aside
「やった！！オールマイトが来た！
助かる、助かるよ！」
「うん、そうだね…！」
希望を持ってほっとしたようにほほえむお茶子ちゃん。その姿にあの日の自分を思い出した。
そして、振り払うように頭の奥底にしまった。
「…さぁ、行こう。ここにいては足で纏いになる。」
「うん、そうやね！
行こう、Aちゃん。」
出血でふらつき始めた身体を支えられながら奥へと向かった。オールマイトは中々苦戦しているようで嬉しい。少しは痛い目を見ればいい。
１３号の姿を向かった先で改めて見たが、痛々しい。恐らく黒霧。しかしまぁ、死ぬほどじゃない。
やり方がヌルい。多分黒霧には多少指示が入っている。もしくは、殺せとまで言われていないとか。
ともかく黒霧の個性なら殺せる。ここまで痛めつける時間があったのならなおさらのこと。こうなっているのはそうさせたからに過ぎない。
「あっ、相澤先生もきたよ！」
梅雨ちゃんに運ばれてきた先生は血まみれだった。とっさに超回復で見てみると、眼窩底骨折が酷い。
このまま回復させても後遺症は大なり小なり残ってくる。
意識はまだ戻っていない。このまま長い時間何もしなかったら死ぬ。それだけは明確。
「飯田くんが助けを呼びに行ったから、大丈夫。」
「うん。」
私にそう、お茶子ちゃんが声をかけた。
そう、そうだった。なら、助かる。別に心配なんて、していない。ただ、ちょっと変なだけ。
きっと、この人はヒーローとして復帰する。私達の前にまた姿を現す。今日のオールマイトは間に合ったから。だから、医療機関を経てきちんと戻ってくる。
理解している、ちゃんと。
「あれ、緑谷は？」
「ああ、あ、あいつ！！行っちゃったんだよ！！オールマイトのところ！！今行っても足で纏いになるだけだって言うのに！！」
皆が一斉にそちらを見た。
そこでは何人かのクラスメートが共に戦っている。
しっかり団結して、脅威に立ち向かう。
こうなってしまえばもう、死柄木は負ける。脳無も捨てる他ない。ヒーローが、勝つのだ。
そうやって世界は私達を置き去りにしていく。
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とまと - 4話のアイスの話，買ってが勝手になってるような？私の間違いでしたら申し訳ありません🙇♀️ とっても面白いです！ありがとうございます！ (8月7日 12時) (
レス) @page5 id: 3865ce0038 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - ここで終わりなんですか!?!?やばいちょー気になるんですけど!? (5月11日 19時) (レス) id: a3782054c4 (このIDを非表示/違反報告)
ミナミ(プロフ) - 夏みかんさん» 教えていただきありがとうございます…！現在運営様に問い合わせているところです。結果のほどは少々お待ちください。 (2022年10月24日 8時) (レス) id: 6614ae932f (このIDを非表示/違反報告)
夏みかん(プロフ) - いつも更新を楽しみにしています。削除された作品ですがこちら https://uranai.nosv.org/revive.php からや問い合わせなどで復元できないでしょうか？ (2022年10月24日 1時) (レス) id: 3fe706e418 (このIDを非表示/違反報告)
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