突然、告白されました NS (ページ44)

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N「あれ？紙ナプキン切れてるじゃん。ゴメン、今出す」

S「あ、うん、ゴメン」

N「何で翔さんが謝るの(笑)ずっと思ってたんだけど、翔さんって謝ってばっかりだよね」

紙ナプキンを探しながら翔さんに話してるから、翔さんがどんな顔をしてるのか分からない

けど、ずっと気になってたんだ

N「翔さんはさ俺に気を遣いすぎなんだよ。そんなに謝られると俺まで気遣っちゃうし疲れる。俺ってそんなに怖い？？…確かこの辺に…よいっしょ、見っけた」

紙ナプキンを取り出し翔さんに渡す

翔さんは俯きながら紙ナプキンを無言で受け取ろうとしてるもんだから、不思議に思って顔を覗き込んでビックリした

N「…何で、泣いてるの」

S「…ないて、ない」

N「泣いてるじゃん」

腕で顔を隠そうとするその腕を掴むと明らかに泣いてる翔さんと目が合う

N「ゴメン。責めてる訳じゃないんだ」

S「…ニノは悪くない。」

N「ほら、そうやってまた」

S「…」

N「…ゴメン」

違うんだ

泣かせるために言った訳じゃない

もっと気楽にいてほしくて…

翔さんに弁解しようとした時、奥から潤くんから戻ってきた

俺と翔さんの微妙な雰囲気にオロオロしてるのが分かる

翔さんもそれを感じ取ったのが腕を掴んでいた俺の手を振り払って、お会計と一言言い放った

動かない俺を見て潤くんが慌ててお会計をして、逃げるように帰って行く翔さんの後ろ姿をただジッと俺は見てるだけだった