緊急柱合会議 ページ31
本部へ行くともう既に柱が揃っていた。
それに、お館様の姿も見えている。
「すいません。遅れまし、た…」
私はお館様の隣に明菜がいることに気づき、言葉を失う。
「Aも来たようだね。」
「はい…」
この柱合会議は明菜についてか…？
なにか、あったのだろうか。
お館様の言葉を待つ。
「A、明菜のことはもう柱には説明したんだ。
先に柱達と話し合った結果、明菜を蝶屋敷に置くことにした。」
…！？
私はお館様の言葉に驚愕する。
「駄目ですそれは！
明菜は何か企んでいます！」
「酷い…お姉様…。私、何も企んでいないのに…」
段々、明菜が泣く姿すら嘘らしく見えてきた。
おかしいのだ、明菜の言い分は。
明菜があの二人から暴力や私と同じような扱いを受ける理由も無ければ、証拠もない。
何かがあるはずなんだ…
明菜は、鬼殺隊に関わらせるべきではないんだ…
「むぅ…明菜はAの妹なんだろう？
仲良くするんだ！」
「あ、明菜ちゃんが何か企むわけないじゃない！
心配しすぎよ？Aちゃん。」
「まだそんなことを言っているのですか？Aさん。」
「明菜は哀れな子だ…親にも姉にも嫌悪されるとは…」
「明菜が地味に企むわけないだろ。」
煉獄達が、明菜を擁護する。
なんでだ。なんでそんなにも明菜を信じるんだ。
私の話を聞いてよ…
自分がこの空間にいるのかわからなくなる。
「そ、うです、か。」
私は立ち上がった。
まただ、胸が痛い。凄い痛い。
胡蝶のときよりも、痛い。
もう、この場に居たくない！
柱全員の目が、こちらを責めているように感じた。
「すみません。失礼します。」
私は、全速力で本部から出た。
走って走って、目指すのは、
あの、浅草の家。
あそこなら、何かわかるはず。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 145人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
絵理奈(プロフ) - 明菜が夢主に罪を負わせますね、刀キャーとか嫌がらせされたとか身体が痣だらけだとか。 (2020年2月3日 18時) (
レス) id: e2382ac4cf (このIDを非表示/違反報告)
ちーかま(プロフ) - 和美さん» ありがとうございます。めちゃくちゃ元気でました！！更新頑張ります！ (2020年1月8日 21時) (レス) id: b10489591d (このIDを非表示/違反報告)
和美(プロフ) - 最高の作品ありがとうございます！夢主ちゃんが早く幸せになって欲しい…大好きです！(((殴 更新頑張ってください！ (2020年1月8日 11時) (レス) id: 02d0844636 (このIDを非表示/違反報告)
ちーかま(プロフ) - www(ｱﾒｰﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ)さん» わぁ！ありがとうございます！更新頑張ります( ｰ`дｰ´)ｷﾘｯ！ (2019年12月1日 19時) (レス) id: b10489591d (このIDを非表示/違反報告)
www(ｱﾒｰﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ)(プロフ) - 好きです！(唐突)更新頑張ってください！！ (2019年12月1日 17時) (レス) id: 9fbd33347e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちーかま | 作成日時：2019年12月1日 5時
