冷やかしホワイトデー -lrn- ページ9
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『ローーーーレーーーン!』
「そんな大声出さんでも聞こえてるっつの」
『バレンタインデーのお返し貰いにきましたー!』
「なんか欲まみれじゃない?」
「おっ、カップルのプレゼント公開処刑ですか」
「くっさんそれ言い過ぎだし俺らカップルじゃないっす」
「いいねぇ〜、俺もローレンに貰っちゃおっかな」
「ローレンお前ちゃんと持ってきたんでしょ?俺らにくれてもいいよ」
「湊とイブは逆にあげる側ではあるんじゃないの?そんなことよりクラスにまで来るか普通」
『持ってきたってイブちゃんから聞いて…』
「イブ」
フイッ
「目も顔も合わせてくれんこの犯人」
「あげちゃうの?ねぇあげちゃうの〜?」
「あげちゃうんじゃない?照れるねぇローレン」
「冷やかしやめろまじで恥ずいから」
「「ヒューヒュー!」」
「それやめろって言ってんの」
『はやくはやく!』
「…っ、こっち来て」
「うおおお!連れていったぞ!!」
「やるやんローレン漢やな〜!」
「口滑ったこと後で謝るかー」
「お前はマジで怒られた方がいい」
____________
「…ここでいいか」
『なんか改まって2人きりになると緊張するね笑』
「分かる。でも今ここで言うことじゃないかも」
『確かに笑 ごめんごめん笑』
「じゃあ……はい、つまらぬ物ですが」
『ローレンから貰うものなんてつまらなくないしむしろ嬉しいよ、ありがとう』
「いい子すぎて好き、あっ、今の無しで」
『何言ってんの?笑 開けてい?』
「どぞ」
『…わぁ〜!香水じゃん!』
シュッ!
『…あ!ローレンと同じ香水じゃない?』
「お、よくわかったね、正解。この前この匂い好きって言ってたからさ」
『へぇ〜!意外!』
「意外?!何の?!」
『なんかローレン、自分が関係するものを人に残したりするの好きじゃなさそうなイメージだったから』
「…それはあながち間違いでは無いなぁ笑 なんで分かんだよ笑」
『ローレン分かりやすいよ普通に』
「マジか。ダダ漏れてた?」
『漏れてるよ、私の事好きなことも』
「だかどうじゃない?自分で言っちゃってんのよもう」
『でもお揃い嬉しいから私もだいぶ好きなのダダ漏れかも』
「やめなよそうやって俺の心破壊してくんの」
俺の方が大好きまであるよぜってぇー言わねぇけどなァ!
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作者名:白い月 | 作成日時:2023年2月16日 2時