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体育委員会 -lrn- ページ33

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「ローレン体育倉庫行って同じの持ってきて〜」



「うぃーす」



…と来たものの。



「なにやっとんねん」



『あはは〜(苦笑)』



Aが上から降ってきたであろうマットに埋もれていた。



「もしかして動けずにずっとそこ?人が来るまで待ってたわけ?」



『いずれかは来るだろうなぁ〜って待ち続けて1時間』



「バカなの?????」



まじで呆れる。てか誰かAが居ないことに気付け。



「ほら、手。出して」



『ありがと〜う泣 救世主ローレン様〜泣』



「ふっ笑 なーんてな」



パッと掴んだ手を離して下敷きになるAの上に近付く。



「こんな機会、二度と無いと思ったからむしろラッキ〜」



『はぁ?!ちょっとどいてよ!』



「どいてほしい?ねぇ、どいてほしい?」



『やーめーてー!耳元こないで!』



「そうだ、Aってー…耳弱いんだったね」



Aの耳に息をふぅ〜っと弱く吹きかける。



『っ、悪魔ー!』



「ははっ 力よっえ〜笑 そんなんじゃまた押し倒されるぞ」



『ん〜〜〜!』とポカポカ俺を小さい手で殴るのも全部か弱い。あー、楽し。

しばらく意地悪してたら涙目になってきた、あ、やりすぎたかも。



「ごめんて、やりすぎた。ごめん。ほら、おいで」



『もうやだ、助けてくれないもんローレン』



「平気だって、手貸してみ?」



『いや!』



「ガンコちゃんすぎ。…はぁ、しょーがねぇなー」



ヒョイッとお姫様だっこをしてマットから脱出させる。

ひゃあ!と情けない声を出しながらもストンと立たせられたAはまた座り込んでしまう。



『…ローレンが意地悪するから腰抜けた、たすけて?』



Tシャツの裾をくいっと引っ張るこの女、俺が仕掛けた以上に誘ってくるような顔と言動しやがる。強すぎ。

でも大丈夫、紳士的な僕なのでちゃんと助け…



『っドーーーン!笑 はは〜!やられてやんのー!』



「おいゴラァァア!!」



『キャーッ!笑』



前言撤回、やっぱりこいつは何がなんでも仕留める。

俺の事をずっと意識さして離れられなくするほどに。





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構ってちゃん -kne-→←知らない僕 -knmc-



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作者名:白い月 | 作成日時:2023年2月16日 2時

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