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GW3日目 -fw- ページ21

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「ねぇ、ランチしない?」



ふわっちの突然のお誘いで今日はお出かけをする日になった。急にどうしたんだろう、相談とかかな?

でもふわっちだし、悩み事とか無さそうだから普通に暇つぶしか〜…

そう思いながら待ち合わせ場所にたどり着くと、



「Aちゃん!こっちこっち!」



私を見つけて笑顔を浮かべるイケメンが立っていた。

ちょっと待って、お洒落すぎない?!



「おはよ、早いね」



『ふわっちの方こそ早すぎ』



「ははっ笑 楽しみで早く来すぎた!私服可愛いね」



…ストレートに言うふわっちに戸惑う。いつにも増してキラキラオーラが半端なくて。



『ありがと…ふわっちも私服お洒落でかっこいいね!なんか隣で歩くのおこがましいぐらい…笑』



「いやいやいや、ありがたいけどそんな事ないよ笑 俺が誘ったんだから、楽しませられる自信あるし!せっかくのデートだから!」



『デ、デート???』



「あれっ、俺はそのつもりで誘ったんだけど…違った?」



私の顔を覗いて微笑む。その仕草にまた耐えられなくなる。



『え、あ、いやっ、』



戸惑い焦る私と余裕そうなふわっちのデートが始まる。



「というわけで!エスコートしますよ、姫」



ふわっちが手を差し出す。まるで舞踏会で一緒に踊りませんか?とお誘いをする王子様のように。

照れながらも私は手を重ねると、ふわっちは笑顔で手をぎゅっと握った。



____________



「はぁ〜、うまかった!」



『美味しかったねー!ふわっちオススメのお店、ハマりそう』



「ほんま?良かったー、また一緒に来ようよ。次はサービスしてくれるらしいし!」



『やったー!また次だね!』



お会計の時に「いや、いい、ほんまに俺が出す」と頑なに払わせてくれないふわっちに甘えて今度は私が出す約束をした。



『ランチ誘ってくれてありがとね、ずっと楽しかったな』



「俺も、楽しかった。ありがとね」



少し沈黙が訪れる。



「…なーんか、名残惜しくない?」



『…ちょっと思った、笑』



「でももう遅いしさすがに帰るか笑」



『たしかにもう暗いもんね』



「…んじゃ、ばいばい」



『うん、またね』



「あ、待って」



『ん?』



「今日ほんとに可愛かった。またデートしようね」



じゃあ、また。と耳打ちで話す声にドキドキした。





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作者名:白い月 | 作成日時:2023年2月16日 2時

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