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意外性独占欲 -ibrhm- ページ15

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「クラスでなんて呼ばれてんの?」



『えっ、急にどしたの』



イブちゃんがイスに座りながら私を見上げた。



「さっきあだ名で呼ばれてなかった?」



『そうだね?あだ名が多いかも』



「え、それさぁー、俺やなんだけど」



『え?』



「違うあだ名で呼びたいわ、同じなのやだ」



『可愛い笑 イブちゃんってそういうとこあるよね笑』



「やっぱそこはこだわりたいじゃん。まぁ俺的にこだわるうんぬんでは無いんですけど」



なんでなのかは分からないけどイブちゃんの独特なあだ名が好きだから嬉しいな。



「てか意外と仲良くやってんね、クラスのみんなと」



『そう!D組仲良しすぎるの!楽しいよ〜』



「なんか、最近全然顔見てなくて寂しかったのにさらに遠くなった」



『え?笑』



「俺らのものじゃ無かったんや感が、ある」



イブちゃんそんなこと思ってたの?!意外すぎるというかそれ…



『嫉妬、?』



「そう思う?」



私は頷く。



「それが違うんだよな〜」



『違うか笑』



「嫉妬とかよりも俺らのものだし」



『さっきと言ってること矛盾してない?』



「てか俺のものでもある」



『ジャイアンもいるなぁ笑』



「俺のものは俺のものとか当たり前じゃん。さっきから視線集まってるけど、」



イブちゃんが私の手を引いて両手をぎゅっと掴む。



「全然渡さないぞ普通に」



『??』



誰に言ってるんだろう?目線が私の後ろにあるからきっと自分ではないんだけれども。



「あー、ごめん。スナイパーいたから避けといた」



『ゲーム脳すぎない?命狙われてた?私』



「ものすんごく」



『そっか笑 ありがとう守ってくれて』



「もっとお礼ください」



『えー?…よしよし』



丁度私の前に頭があったから思わず頭を撫でた。



「いや、え?頭撫でる?普通。ありえんわ」



とか言っときながら照れてるイブちゃんが面白かった。



「…俺意外と独占欲あるんだなぁ……」



「Aちゃん俺も撫でて!」



「あ。あちなじゃん」



『明那はいつも撫でてるじゃん』



「いつも?!」



「えぇ?!いつも?!」



「えぇ?!あちなお前まじか」



「俺まじか!」



『まぁ嘘なんですけど』



「いや嘘かーい」



「イブちゃんずるーい!独り占めきもーい!」



「おい言いすぎだろ」





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作者名:白い月 | 作成日時:2023年2月16日 2時

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