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誕生日当日の昼休み
凛月とAは予定していた通り作戦を実行した。
凛月「いいA？兄者はAが呼んだら絶対に出てくるから」
「にに者がやっても同じじゃん」
凛月「Aがやるから意味があるの」
「ちぇ」
凛月「じゃあやるよ」
「うん」
Aと凛月は零のいる軽音部部室のドアの前で待機していた。
「……うわぁーん！！！！！零にぃが出てきてくれないから寂しいよぉ！！！！！！」
零「A？！」
バァンと棺桶の蓋を投げ飛ばした零。
役者顔負けのAの泣きの演技に慌てて出てきた。
零「A！どこだ！！…え？」
棺桶を開けると部室の真ん中にぽつんとクマのぬいぐるみとプレゼントが。
【寒くなってきたから凛月とAからプレゼント】
クマのぬいぐるみの手の中には黒の手編みのマフラー。
零「…」
クマのぬいぐるみを持ったまま一時停止している零。
それを後ろのドアからこっそりと2人で覗いている。
凛月「大成功じゃない？」
「兄者生きてる？」
凛月「げ、こっち見た」
「にに者逃げよ！！」
走って逃げる2人。
「にに者大丈夫？」
凛月「ごめ、ちょっと休憩」
「昼間に振り回してごめんね」
階段まで走るとしゃがみこんでしまった凛月。
その隣にAもしゃがんでいた。
零「凛月、A。」
「げ、兄者」
凛月「最悪…」
零「お前ら…」
凛月「うわ」
「わ」
零「ありがとう。愛してる」
後ろから抱きしめられた2人。
凛月、A「…いつもありがと。大好きだよお兄ちゃん」
零「あぁ！！！今日も我輩のスイートエンジェル達がかわゆい！！！！」
凛月「うざ」
「兄者離して」
零「冷たい！！さっきはデレておったのに！！」
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朔間零くんHappybirthday!!!
妹その2から熱烈なお願いをされたので姉は頑張りました。
解釈違いであれば仰ってください。直ぐに非公開に致します。
改めまして朔間零くん誕生してくれてありがとうございます！
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作者名：杏 | 作成日時：2023年10月23日 19時
