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約束と末っ子 ページ26
零side
Aが閉じ込められたことに気づいたのは次の日の朝。
父からは母と一緒にいると聞いていた。なのに母が泣きながら蔵からぐったりしたAを抱えて出てきた。
母「どうしてこんなことをするんですか！？」
母さんは父さんの頬を思いっきり叩いた。その音で俺は目が覚めたんだと思う。
Aの手はだらんとぶら下がっていた。
「れ、にぃりぃに…」
零「A？！A！？」
凛月「A…だ、じょうぶ…？」
俺らの名前を呼んで弱々しく泣くA。
「いいこにします…どこにもいかないでください…」
それからAは部屋から出ることは無くなり隅っこで縮こまっていた。カーテンを閉めてずっと電気をつけて部屋に閉じこもっていた。
だから、俺と凛月はできるだけAの部屋に入り浸った。
そして約束した。
零凛月「Aのそばにずっといるよ」
そうやって少しでも罪悪感を和らげたかった。
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たんぽぽ - 面白かったです！ (5月7日 15時) (
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作者名：杏 | 作成日時：2023年1月3日 19時
