瀬名VS無表情 【あんスタ】

にじゅうきゅう ページ29

「嵐くんに見せに行きたいんですけどいいですか？」


みか「ええよ〜」


宗「構わないよ。用が済んだらまた戻ってくると良い」


「ありがとうございます」


手芸部を後にしレッスンルームへ向かうA。

ーー


(そういえばもう来るなって言われてたっけ？まぁいいか)


ｺﾝｺﾝ


「嵐くんいますか？」


嵐「ハーイ…ってAちゃん！どうしたの？」


レッスンルームの扉を叩くと嵐が出てきた。


「あのね、久しぶりにお洋服着たから嵐くんにも見て欲しくて」


嵐の前で着せてもらった服を見せたA。


嵐「アラアラ〜！Aちゃんとっても可愛いわｧ♪」


泉「A？！なに？！お兄ちゃんに会いに来たのｫ？！」


すると後ろから泉も出てきた。


「あ、違います。呼んだの嵐くんだけなんで」


泉「やだAってば…


ちょ〜可愛い〜！！！」


どこからともなく取り出された一眼レフで写真を撮り始めた泉。


「写真撮らないでください」


泉「可愛いAを残したいの！」


「肖像権侵害で訴えますよ」


泉「A、ポーズは？」


ポーズとってと言われたA。元モデルの癖なのかポーズを決めた。


嵐「さすがAちゃん。プロね」


泉「いいよｫA。可愛いよ〜！」


パシャッ パシャッパシャッ


司「ちょっと先輩方！まだLessonの途中ですよ！」


写真撮影が始まり、泉は無我夢中で取り続けていると後ろから司が出てきた。


泉「かさくんうるさい。今忙しいの」


司「あれ、こちらの方はこの前の…」


「誰？」


司「な、この前もご挨拶しましたよ！！」


「誰？」


司「朱桜司です！」


「ふーん…」


泉「はいはい、かさくんはレッスンに戻ろうねー」


司「ちょ、瀬名先輩！なぜ目を塞ぐのですか！何も見えません！」


泉「ウチの可愛いAを見せるわけないじゃん」


「嵐くんレッスンの邪魔してごめんね。またあしたね」


嵐「Aちゃんは邪魔なんかじゃないわよ♪気をつけて帰るのよ♪」

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