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「……じゃあなんでいいよって言ったの…
断ればよかったじゃん……」
「君が可哀想だと思ったからだよ。」
帰ってくる声は凄く冷たくて胸に刺さる。
可哀想だと思ったからって、同情なのかな?
むしろあの時断ってくれた方が変な期待しなくて済んだし、傷つかなかった。
今まで優我くんに告白した人はみんなその場で断られてた。
だから、いいよって言ってくれた時、
本当に嬉しかった。
「だったら別れよう。好きじゃないんでしょ。」
片思いのままでいるよりは、
別れちゃった方が絶対傷つかなくて済む。
同情で付き合ったなら、優我くんのためにも別れた方がいい。
「ダメ。別れないよ。」
予想とは真逆の言葉。
驚いて優我くんの顔を見る。
いつもと変わらない冷静な顔。
「なんで、」
「なんでって、僕の言うことは絶対でしょ。」
顔色ひとつ変えずに言う。
「あと、もう飛穂のとこ行かないで。」
それだけ言い残してどこかへ行ってしまった。
どう言うこと…
なんで好きでもないのに付き合ったままでいるの…
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霊夢 - 続きが気になります。続き書いてくれませんか? (2020年10月9日 18時) (レス) id: e1aaa746de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みゅーな。 x他1人 | 作成日時:2019年1月1日 18時