カノジョ+ジマン(完)【黒尾鉄朗】 (ページ12)

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「ところで、」

『なんでしょう？』

ご飯が終わって2人でケーキを食べてる時に、昨日何録画してたのと聞くことに

もし映画やドラマだったらレンタルしてくればと思いまして

『あー、あれ…ね、』

考える動作した後、少し目線を逸らされたからなんだ？と追いかけるように見つめると、

『…先週、うちの協会にテレビ来てたでしょ？鉄くんたちの部署に』

あー、なんか来てたような

『なんか特集だったらしくて、、、私たち部署違うじゃん？テレビ越しだけど鉄くんの仕事ぶりというか、仕事してるとこ見れるかなぁーって…』

最後になるにつれ小さくなってく声

顔は完全に横を向いてて、髪の間から見える耳が真っ赤で

『し、仕事してるときの鉄くん、か』

「か？」

『……かっこ…いいから』

「え？」

『～～～っ//！やっぱなんでもない！！』

お風呂行ってくる！！と部屋を出ていってしまった

「………」

呆然と1人部屋に残る俺

…Aが今、俺の事かっこいいって言った！？

え、ええっ！？

ズダダっとお風呂のドア前まで走っていって

「Aサン、もっかい言ってくれません！？」

と叫ぶと、嫌です！！という大きな声

これが世に言うツンデレってヤツ！？

グッジョブ、ツンデレ…！！

喧嘩ヤダとか思ったけど、ある意味喧嘩に感謝だわっ…

「ありがとう…！喧嘩！！」

お風呂から出てきたらAを真っ先に抱きしめてもう一度言ってもらおう、そうしよう

『…ところで鉄くん、まさかだと思うけどお風呂の前で待ち構えるのやめてね？』

「…ハイ、戻ります…」

と、まぁこんな感じで喧嘩終了
ほんっと可愛いでしょ？オレの彼女サン

ちなみにあのよく分かんない動物を後日聞いてみるとですね、

「Aさーん、このイラストって、」

『うん？イラスト？あー、鉄くんだよ？似てたでしょ？』

俺だったみたいです