夫のせいで情報が完結しない2（完）【五条悟】 (ページ32)

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番外1 ページ32

『…………』

お久しぶりです

そしておはようございます、五条Aです

大変申し訳ないのですが、寝転んだままで失礼します

…なぜ、寝転んだままかって？

『……ﾊｧ』

原因は私の真正面にいらっしゃる、私の夫

ではここで五条悟さんに視線を変えてみましょう

『ねー』

早朝からベッド上で大人気ない姿を晒しております、

あの最強と呼ばれし夫が

『なんで息子があっちで、悟は私の隣で寝てるのかなー？』

あなたのベッドはあっちでしょとゆさゆさ揺するが頑なに起きようとしない

一方、今年で5歳になる我が息子、次期当主サマ？は、夫のベッドで寝ている

おかしいな？確かに私の横で寝てたのは息子なんだけど…

おやすみのキスもしたんだけど

『おい寝たふりってわかってんだぞ、コラ』

「…………」

…仕方ない、ここは一芝居

『あー私寝相悪くて夫のベッド入っちゃったんだーダメな妻だー、あっちに移動しな「だめ」…起きてるじゃん』

グッと体に悟の手が巻き付き、移動を阻止してくる

『なんでこっちにいるの』

「Aが恋しかったからに決まってんじゃん」

一人で寝るなんて考えられない！と私の頭に顎を乗せ、ぐりぐりしながら泣いたフリ

….キュンとくると思います？

残念

『前も言ったでしょ。このベッド結合できないし、狭いって。あとそのセリフ聞き飽きた、不合格。出直してこい～』

「え！」

コレ、今日一回きりじゃないんです

息子がベビーベッド卒業して、私と一緒に寝るようになってから毎日なんです

「不合格ってなに！」

『私の隣で寝たいなら、もっとキュンとするような言葉準備してからにしてくださいー』

隙を見てスルッと逃げ出し、夫のベッドに潜り込んだ