夫のせいで情報が完結しない2（完）【五条悟】 (ページ2)

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「やばいカミングアウトではないよね？浮気とか」

『うん、ない。それは断じてない』

違いますーっと手をクロスする

「じゃあ、僕がしたことに関して？」

『』

「沈黙は当たってるって受け止めていい？」

『あー、えっと、』

え、言う？

さっき嫉妬したのは黙っておこう、隠しておこうって決めたばっかだよ

ズイズイ近付いてくる夫の顔

待って待ってと顔の前で手の壁を作る

「まっ、別に今ここで聞かなくてもいっか」

うんうん

っと、ホッとしたのも束(つか)の間

「それはあっち(ベッド)で聞くから」

『え"』

逃げる間もなく夫は私の膝下に自身の腕を滑り入れる
悟の腿に寝っ転がるもんじゃなかった

「だって、さっきA言ってたもんね？"嫌じゃないと思うし"って」

『いやー、でもあれは…』

ん？っと圧を掛けた顔で覗き込まれるので、大人しくハイと言うしか逃げ道はないよ

全く怖いね…

怖いね！？

　

『気、早くないですか！？悟くん！ワタクシ、まだ心の準備が…っ！いきなり今日は流石にっ…んっ』
　

これ以上おしゃべり(言い訳 )は、と言わんばかりに塞がれる唇

そしていつの間にか背後にはふかふかのお布団
どうやら夫のベッドみたい

「言ったでしょ？僕、"待て"はあまり好きじゃないって」

続けて耳元で囁かれる

"今まで待った分たっぷり果たせてもらうから"

『～～～っ！！』

…あぁ神サマ

やっぱり私はとんでもない人と結婚してしまったのかもしれません