【○魂】気まぐれ猫を飼いたい俺ら【男主】

３.総悟 ページ4

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暖かい何かに包まれてる感覚がして目を覚ます。

そこには見慣れない天井があった。


……誘拐？


拘束をしてない所から誘拐って線は薄いか…。


『…とりあえず念の為逃げ出すか』

？｢おい。｣


『…ひｯ』



体を起こしたら後ろから声がした。

こわい。心臓に悪い。



？｢せっかくここまで背負ってきてやったってのに。｣


栗毛の男が溜め息を吐きながら近づいてきた。

腰に刀をして、見覚えのある黒色の服装。
よくわかんないけど厄介なやつに捕まった(



『…』




ジッと相手の顔を見る。
顔は整っている方だな。



？｢…何見てんでィ。…そういやあんた性別どっち？｣

『オトコ』

？｢名前は｣

『瞬火Aにゃ』


？｢……にゃ？｣


目を真ん丸くして栗毛の男が聞き返してきた。
喋り方について言われるのには慣れてる。
昔もそれでからかわれたからね。


『な行と語尾がたまに“にゃ”になるの。
無意識だから文句は受け付けにゃい！』


？｢……ほぉ〜。こりゃおもしれぇ｣



栗毛は顎に手を当てマジマジと俺を見ている。




『この耳としっぽは親の遺伝。とーさんが天人でさ』

？｢ハーフってとこか｣

『そ。…で、君の名前は？』


沖｢沖田総悟。真選組。｣


『ここ、真選組？』

沖｢おう｣


『…じゃさ、ご飯くんない？』


沖｢……ちょっとまってろィ｣



そう言って総悟は部屋を出た。



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