10.野生のサディスト ページ11
.
まぁ薄々分かってたけど…!!
昔からずる賢く生きてたからなアイツ。
『銀時のパフェ台は総悟の財布から抜かれるっと』
沖「俺が易々と財布を開くわけねェだろィ?Aの給料から抜いてやらァ」
『こなけりゃ良かった』
沖「旦那のとこに行きそうになったってこと覚えとけよ。後でキッチリ躾てやるぜィ」
『にゃ、にゃんのことやら』
沖「……覚えとけよ」
『…ごめんなさい』
と、何だかんだ払ってくれた総悟の後を付いていきファミレスを後にした。
『そーごー』
沖「……なんでィ」
旦那と別れた後も総悟は相変わらず不満そうな顔で俺の前を歩いている。
そんなに飼ってる猫は大事か。
『見て見て魚』
俺は空に浮かぶ雲を指差してニコニコと笑った。
沖「………」
総悟はそれを見るとつまんなそうにため息を吐き歩き出した。
『…にゃんで怒ってんの〜』
沖「怒ってねェ」
『膨れてるくせに』
沖「…」
ブーブーと総悟に言ったら、歩くのをやめジッとこちらを見てきた。
『…?』
なんだ、と首を傾げるも総悟は反応しない。
『うわぁっ!』
グイッと俺の腕を掴み急に方向を変え進む総悟に俺はバランスを崩し足がもつれながら連れてかれる。
『ぐっ!!』
暗い暗い路地裏に引きずり込まれ肩を強く押され壁に当たる。
『ご、ごめんって』
沖「何が」
『え、えと、』
沖「さっさと答えろ」
『ッ』
ジロっと総悟は俺を睨み首輪についているチェーンを引っ張る。
沖「テメェの飼い主は俺だろィ?」
『…う、ん』
一体何にこんな感化されたのか。
急に怒り出した総悟の殺気に体が強張る。
『ごめん、て、そんなに怒ることにゃいでしょ』
若干震えながらも負けじと総悟を睨み返す。
沖「やっぱ、躾が必要だねィ。」
『ッ!!』
総悟の顔が近づき、耳が吐息がかかる。
沖「野生のサディスト舐めんなァ」
.
ちょっとピンクが書きたいんですごめんなさい
431人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
琉樹 - めっちゃおもしろいです!!更新楽しみにしてます!!頑張って下さい!! (2019年8月5日 18時) (レス) id: 8239e5b652 (このIDを非表示/違反報告)
クミコさん - あいあむ更新待ち。早く書いてくだせぇー旦那ぁぁぁー← (2019年7月17日 0時) (レス) id: 6cd51c2a27 (このIDを非表示/違反報告)
名無し先生@男主製造者(プロフ) - 白昼夢さん» コメントありがとうございます!面白いだなんて…勿体無いお言葉です…!更新もう少しお待ちください(;; (2018年3月25日 1時) (レス) id: 7c6295ab3b (このIDを非表示/違反報告)
白昼夢 - とっても面白いです!!夢主が可愛い…!!更新頑張ってください! (2018年3月24日 11時) (レス) id: 03cd751316 (このIDを非表示/違反報告)
名無し先生@男主製造者(プロフ) - nerumaさん» ほんとですか(号泣)嬉しいコメントありがとうございます!! (2018年3月11日 10時) (レス) id: 7c6295ab3b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:名無し先生@男主製造機 | 作成日時:2018年1月13日 5時