12/告白 ページ14
ア「っジョルノテメェAに何やってんだよ⁉」
アバッキオがジョルノの胸ぐらを掴み、怒鳴りつける。いつもと違い、感情を隠しきれて居ない様子だった。
ジ「何って…、僕はAに好きだと言ったんです。あんたに何か都合の悪い事があるんですか？」
ジョルノはそれに動じず、反抗した。ジョルノに迫られる様にそう聞かれ、アバッキオは戸惑った。
ア「！…オレはっ」
ブ「アバッキオ！Aも居るんだぞ」
ブチャラティに注意され、アバッキオは初めてAの方を見た。するとAは3人の背中をポンと押して、静かに口を開く。
『ゴメン…3人とも、今日は帰って』
Aの顔は、俯いていて見えなかった。
─────
〜Aside〜
『ああぁ、どうしようトリッシュゥ…』
ト「もぅ、落ち着いてA。元気出して？」
私は今、トリッシュと電話している。初めと違い、今ではすっかり打ち解けて仲良しだ。
ト「でも、ジョルノって見た目は悪くないじゃない？OKしちゃえば？」
『もう！人が真剣に悩んでるのに…』
トリッシュは笑ってごめんと言った。むむ、何だか馬鹿にされてる気がする…。
ト「嫌なら断れば良いじゃない。何ならアタシが言ってあげようか？」
『…自分でちゃんと言うっ！』
友達に断って貰うなんて、流石にカッコつかないから。
ト「そう、偉いわA。頑張ってね！」
また学校で。そう言って電話を切った。私と同い年なのに、トリッシュったらしっかりしてるな…。
明後日、ちゃんとジョルノに断らないと。
───────
後日談。
アレからジョルノを呼び出して、『ごめんなさい』と伝えた。
ジ「…そうですか。けど、僕はまだ諦めたわけじゃ無いですよ。」
その別れ際に、彼にそう言われた。
それからと言うもの…
「あ、奇遇ですねA！」
「A、それ持ちますよ。」
「一緒に帰りましょう、A」
『しつこいっ！一緒に帰りましょうって、家の方向逆じゃん⁉』
家の前、廊下を歩いてる時、遂には下校中にまで引っ付いてくるのだ。
新手のストーカーかコイツ…。
前半のシリアス(？)ムードを返せ！
ジ「言ったじゃないですか。僕は絶対諦めませんよ。」
ふふっと笑って私の隣を歩くジョルノ。
私の迷惑は気にも留めていないようだ。
色々見落としてる気もするが、ひとまず私の告白騒動は幕を閉じたのだった。
ラッキースタンド
エコーズACT3
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 90人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジョジョの奇妙な冒険」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もみじ丸(プロフ) - もんずさん» 笑って貰えて嬉しいです！更新頑張ります！ (2019年1月8日 19時) (
レス) id: 43376c3f5f (このIDを非表示/違反報告)
もんず(プロフ) - インフルエンザウイルスでめっちゃ笑いましたwwwこれからも頑張ってください！ (2019年1月8日 17時) (レス) id: 4294a5b589 (このIDを非表示/違反報告)
もみじ丸(プロフ) - 桃の缶詰って美味しいよねさん>ありがとうございます！リーダーも近々出す予定ですので！良かったら見てやってください！ (2018年12月25日 6時) (レス) id: 43376c3f5f (このIDを非表示/違反報告)
もみじ丸(プロフ) - 蒼井さん>コメントありがとうございます！そい言ってもらえて嬉しいです！頑張ります！ (2018年12月25日 6時) (レス) id: 43376c3f5f (このIDを非表示/違反報告)
桃の缶詰っておいしいよね - わー!!メローネとホルマジオだー!!リーダーも出してほしい(殴← 面白いです!!頑張ってください!! (2018年12月24日 20時) (レス) id: 8c622c3593 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もみじ丸 | 作成日時：2018年12月21日 0時
