顔面偏差値高杉君どもに囲まれた"俺"氏【wrwrd】

ご愁傷様でございます。(合掌) ページ29

〜トラゾー視点〜

……どうしたものか。


腕の中でぐったりしているAちゃんと、嬉しそうに葉羽を担いでくしんぺい神さん。←

sn「いーねぇ、可愛い系は好みだよー♪」


hb「おい、ちょっ…！！

離せ！おーろーせええええ！！！」





………さて。←←



さっき、慌てて駆けつけたからな…。

怪しまれてるかな？


ぺいんとたちが事情説明してくれてるといいけど。



rb「…と、トラゾーさん、A、どうしたん！？」

ロボロさんは、確か葉羽のこと知ってるはず…。



「……葉羽に会いました。」


その一言で察してくれたらしい。






rb「あいつらに、説明しときます。」

頷いて、席に戻る。


もう帰った方が良いかもな…。



「…おーい？Aちゃーん。立てる、大丈夫？」


頰をぺちぺちやっていると、やっと目を開けるAちゃん。


『か、帰り、たい。』

震える声でしがみついてくる彼女。



と、言ってもなぁ…。

2人だと、ちょっと不安。




kr「トラゾー、俺も行くから！」

ナイスタイミングでクロノアさんが走ってくる。



「じゃあ、行きましょう。」


こちらを心配そうに見てくるロボロさんとぴくとさん。


他の人は、何が起きたかあまり把握してないようだ。


kr「ッチ、葉羽か。

懲りないなぁ、あいつ…。」


帰り道、クロノアさんがこぼす。





てか思ったんだけどさ。


「………クロノアさんって、実はAちゃんのこと大好きですよね。」




常識人枠に見えるけど、結構そうでもない気が……。



kr「当たり前じゃん。

ずっと前から見守ってきたんだよ？

そりゃあ好きにもなるよ。」


…クールなクロノアさんの、意外な暴露。




でもそれは……


「…恋愛対象としても…ですか。」

訊くと、沈黙が流れる。






kr「さぁ、どーだろーね。」

ゆっくり微笑むクロノアさん。



あ、目が笑ってないですね。







あーあ、まったく。


……こんなに愛されて。



「…Aちゃんは、大変だな。」






まあ俺も





……例外では






ないのだけれど。

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