携帯獣疾風伝【ポケモン×戦国BASARA】 (ページ9)

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７話オカン忍と携帯獣ページ9

「政宗、ちょっと出掛けて来るね！」
「どっか行くのか？いつきの所か？」

「うちらが落ちてきた森を散策したいんだ。
なんかヒントがあるかも知れないし。」

「わかった、気を付けろよ。」

政宗の部屋の襖を閉めようとして、はっとした。

「…ありがとう！」

.

「ねぇゼクロム」

＜あ？＞

「なんで二つの世界が入り混じってるんだろうね？」

＜さぁ…、俺もそこまではわからん＞

えーゼクロムなら知ってると思ったのに…。
期待したうちが馬鹿でしたよ！

ザシュ

「Wow.ディスィザ,手裏剣！」
＜お前この緊急時になに軽いこと言ってんだー！＞

ほんとだよ。
何故か出ちゃったんだよ！

ドスッ

「痛ッ！なにすんですか！」
「動いたら殺すよ」

え、マジなやつかこれWWW
…いや、笑っちゃいかん！
貴方は…

「えーと…」
「…」
＜お前ろくな事言おうとしてないだろ＞

「真田のオカンと呼ばれる猿飛佐助さん！」

「せめてオトンでしょ？！なんで俺様女子なのさ？！」

「オトンは小十郎ですから」

こうして言い合う事しばらく。

＜あいつ、危機感がたりねぇんじゃね？＞

まあ、これでもクナイ突き付けられてるんすよ。
そして、背中が木なんで逃げれないんすよ。

「…んで、真面目な話に戻るけど。
あんた、未来から来たらしいじゃん。」

「貴様、どこの忍！」

「さっき自分で、旦那な名前言ってたよね？！」

＜すまん、こいつ馬鹿なんだよ＞

「あぁ…成る程。馬鹿だったのねアンタ」

「哀れみの目を向けるな！こっちの世界に来て何回めだと思ってるんだ！あと納得するな！」

あのー、もうこれコント出来んじゃないすかね。
三人で。
そして、佐助さん！そろそろクナイ離してくれないと…首から血が垂れてます。はい。

「離しません」

「心を読むなクソオカン」

あ、クソって付けちゃった☆
まぁいっか！

なんか危機感がだんだんわかってきましたよ…。
まるであの、青鬼に追いかけられた時のよう…

ドゲシっ

「ちょっと何すんのアンタ！痛いじゃん！」
「すいません身体が危機感を理解しまして」

「今更？！」
おどけた言葉に、少し殺気を感じた。

…こういう時は！

「逃～げるんだよ～☆」←ゆっくり実況風

近くの林にダッシュ！
佐助さんは追いかけようとして来るが、
さっき膝キックした所が痛いらしく。

お腹を抱えてうずくまってしまった。