日常【松川】【ハイキュー】

21.日常 ページ22

及「偶然だね！こんな所で会うなんて。」

本当に偶然なんですか？

岩「わりぃな、すぐに連れて出るから。オラっ行くぞ。」

毎度の保護者、お疲れ様です。

及「なんでよ。ちょっとぐらい、いーじゃん。」

松「邪魔。」

及「一緒にお茶してもいいよね？」

松「帰れ。」

及「まったく、まっつんは…余裕がないとフラれるよ。」

松「あぁ？」

及「俺はAちゃんに聞いてるの！」

『いや、ご遠慮願います。』

及「なんでよー！」

なんて話しながら、結局、しばらく居座り続け、私たちが出るのと同時にいなくなった。

ーーーーー

『はぁ。』

松「疲れた？」

『いえ、楽しかったんですけど、及川さんに疲れました。』

松「だよな。明日シメとく。」

『よろしくお願いします。』

いつの間にか家の前。楽しい時間はあっゆー間。

松「じゃあ、また明日な。」

そう言ってこめかみに唇を落とし、頭を撫でてくれた。

なんだか離れ難いな。つい一静の服を摘んでしまった。

松「A？」

『あ、の。よかったら、お茶でも飲んで行きませんか。』

ありきたりなセリフに、自分でも何言ってんだってなる。

『嘘です。今日、楽しかったです。では、また。気をつけてくださいね』

慌てて付け足したら、手を握られた。

松「ちょうど喉渇いてたんだ。お邪魔してもいい？」

もうちょっとだけ一静といられる。
そう思うだけで幸せが溢れてきた。



Ｒ

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