日常【松川】【ハイキュー】

22.日常 ページ23

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体育が終わり、教室へ帰る途中。

及「あ、Aちゃんじゃん。」

松「うん。」

教室移動らしきAがいた。こっちには気付いてない。隣にはいつも一緒にいる友達。…逆隣は男。

Aの後ろの方を歩いていた国見が、こっちに気付いて会釈してきたから、手を上げておいた。

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松川さっきAの隣にいた奴って、Aと仲良いの?
国見仲良いというか、班が一緒です。

…だよな。余裕ねーな。俺。

国見でも、最近よくAに話しかけてます。
国見周りが気付くぐらいにはアプローチしてます。Aは気にしてませんけど。
松川そーなんだ。サンキュー。

…ちょっと牽制しとかねーとな。


ーーーーー

昼休み、いつもは空き教室で待ち合わせだけど、Aの教室まで迎えにいった。

Aに話しかけてるアイツがいる。

松「Aいるかな？」

「え？あ、はい。待ってください。…Aー！呼ばれてるよ！」

『えー？…え？一静？』

慌ててこっちにくるA。後ろであの男がビックリした顔で見ている。

『どーしたんですか？』

松「んー？たまには一緒に行くのもいーかなぁって。」

そう言って、頭を撫でる。前まではこんな事しても無表情だったAだけど、最近は嬉しそうに笑うようになった。

『お弁当とってきます。』

そう言って一度、席に行き弁当を持って戻って来たAの腰に手を回して、歩き出す。

チラッと後ろを見て、アイツに笑ってやった。
【俺のだから。】という念を込めて。

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