これからのことや ページ7
今日は朝から市中見回りと隊士たちが町中に貼ったビラの回収に総悟と土方さんの三人で来ている
なんでも、近藤さんが喧嘩に負けてその相手を探しているらしい
沖「なんですって? 斬る?」
土「ああ、斬る」
『土方さんはすぐ斬るとか死ねとかいうよねー』
土「死ねは言ってねぇーだろ」
沖「そこまでせんでも、適当に連れていけば隊士達も納得しますぜ」
『この人とかどうですか?w』
私は白髪のおじいさんに木刀を持たせた
土「ジーさん、そいつの頭かち割ってくれ」
おじいさんから別れてしばらく歩いていると
頭上から懐かしい声がした
?「おーい、兄ちゃん危ないよ」
土方さんが上を向くと大量の木材が落ちてきた
土「うぉわァァァ!! あぶねーだろーが!」
?「だから、危ねーつったろ」
上にいた人が降りてきたので私はとっさに総悟の後ろに隠れた
沖(?)
そのひとはヘルメットを取りながら近づいて来た
土「お前はあの時の!!」
?「ああ!! 多串君かー すっかり立派になっちゃって」
土方さんが話している間も私はずっと総悟の後ろに隠れていた。
しばらくするとその人は屋根の上に上がって行った
沖「どーしやす多串君 行っちゃいましたよ」
土「誰が多串君だ」
土「総悟 ちょっと刀かせ」
『多串君』
土「なんだよ! オメーまで!!」
『私の刀使ってください』
私は土方さんに刀の柄に蝶が掘ってある刀を渡した
土方さんは刀を受け取ると屋根の上に上がって行った
沖「どうしたんでぃ優 自分の刀貸すなんて、いつもは誰にも貸さねーのに」
『ちょっとねー』
沖「まーいいでさぁ、優行きやすぜ」
『どこに?』
沖「高みの見物でさぁ」
そう言って歩きだす総悟について行った
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作者名:抹茶タルト | 作成日時:2016年3月31日 9時