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体育祭前3 ページ45

――放課後――

A組の教室の前には人だかりが出来ていた
敵情視察をしにきたであろうその人達に爆豪は

爆「どけ モブども」

と言い放ちもめているようだった

瀬「ちょっと、Aちゃん爆豪止めてきてよ」

そんな爆豪を横目に瀬呂はAに話しかけたが

『嫌だよ、めんどくさいー』

Aは爆豪を見て、ため息をついた

瀬「えー」

心「噂のA組、どんなもんかと見に来たが随分と偉そうだな」

『ん?心操くん?』

瀬呂と話しながら、聞こえてきた心操の声にAは入り口の方を見た
A組に宣戦布告をしに来たと言う心操にAは声をかけ、近づいた

『心操くんー、朝ぶり』

心「A」

心操は爆豪の方を少し見て、

爆「あ?」

Aの手を掴み引き寄せた

『わっ』

Aは突然のことにバランスを崩しそのまま、心操の胸に飛び込んだ

『心操くん?』

Aはそのまま、体を離さない心操の顔を見上げ首をかしげた

爆「おい!離せや」

爆豪はAを掴んで離さない心操に苛立ち取り返そうと手を伸ばしたが、
心操は少し身を引き避けた

心操はニヤッと笑い

心「髪、はねてる」

と言って、Aの髪を少し撫で離した

『えっ、ありがとう気がつかなかったや』

爆「チッ、」

爆豪は舌打ちをして、Aを引っ張り自分の後ろに隠すように立った

『勝己?』

爆「しょうゆ顔のとこ戻ってろ」

Aは訳がわからないと思いながらも素直に従った

『うん?』

爆豪は心操をしばらく睨み付け、Aが瀬呂の所に行ったのを確認すると教室を出て行こうとした

切「待て 爆豪 どうしてくれんだ、おめえのせいでヘイト集まりまくってんじゃねえか」

爆豪は切島の言葉に立ち止まり答えた

爆「関係ねえよ、上に上がりゃ関係ねえ」

爆豪がそのまま、教室を出て行くと、クラスの前の人だかりもだんだんと減っていった

瀬「大変だね、Aちゃんも」

瀬呂は先ほどの心操と爆豪の事を言ったつもりだったが、当の本人は全く気にしておらず

『何が?』

と、首をかしげていた

瀬(さっきの爆豪のあからさま嫉妬に気づかないなんて、大変なのは爆豪の方か)

麗「Aちゃん、一緒に帰ろう」

麗日と飯田、緑谷がAに近づき言った

『うん!いいよー、じゃあね瀬呂くん』

Aは瀬呂に手をふり、麗日達と教室を出た

―次行きますー

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作者名:抹茶タルト | 作成日時:2015年7月6日 21時

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