1-Aの少女【ヒロアカ】 (ページ44)

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体育祭前２ページ44

心「その猫、知ってるの？」

『うん！友達なんだー』

Aが言うと、猫はそうだとでも言うように
「にゃん」と鳴いた

『ところで、心操くん何でここに居るの？』

Aは猫を抱きかかえ、撫でながら心操に聞いた

心「学校行ってたら、その猫が居て、ついて来たら
ここだった」

『そうだったんだ、じゃあこの子のおかげで、また心操くんに会えたんだね！』

心「そうかもね、それより、そろそろ教室行かないと遅れるよ」

『うん！行こう！』

Aは猫を地面に下ろすと、「じゃあね」と手を振り心操と共に校舎内に向かった

心「で、Aは何してたの？」

心操は隣を歩くAに訪ねた

『あー、リカバリーガールに怪我治してもらったら疲れちゃってあそこで休んでたの』

心「怪我って、USJの？大丈夫だったの？」

心操は怪我というワードに先日のUSJ事件の事を思い出しAに聞いたが

『うん、骨折だけだから、大丈夫！私熱出てて体力無かったから、すぐ治せなかったんだー』

心「そうか、、、」

心操は骨折を「だけ」で済ませるAに納得がいかない思いを抱えつつ気づかないふりをした

『じゃあ、またね心操くん！起こしてくれてありがとう』

心「ああ、またな」

Aは心操に手を振り、自分の教室に向かった

Aが教室に向かっていると、後ろから相澤に声をかけられた

相「お前、どこ行ってたんだ」

相澤は朝一緒に来たはずのAがまだ、教室に行って居ないことを疑問に思った

『相澤先生、ちょっと散歩ですよー』

相「たく、少しは大人しくできねーのかよ」

『えへへ』

２人で並んで歩きながら教室に向かい
教室のドアを開けるともう皆席に着いていた

『皆おはよー！！』

相「おはよう」

Aが教室のドアを開け、ミイラ状態の相澤と共に教室に入ると生徒達は

「「２人とも復帰早え～！！」」

と、声を上げた

飯「先生無事だったのですね！」

麗「Aちゃん、大丈夫なん？」

『大丈夫、大丈夫！元気！』

相澤は教卓へ、Aは自分の席に向かい席に着いた
相澤はAが座ったのを確認すると

相「俺の安否はどうでもいい何よりまだ、戦いは終わってねえ」

相「雄英体育祭が迫ってる」

「「くそ学校っぽいの来た～！」」

生徒達は一瞬盛り上がったが、先日の事件の事もあり不安を口にした

相澤はそんな生徒達に淡々と説明を進め
ホームルームは終わりを告げた