1-Aの少女【ヒロアカ】 (ページ43)

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体育祭前１ページ43

No sid

朝、3人はマイクの車で学校へ向かった
学校に着き、駐車場から校舎に向かって歩いていると相澤は

相「A、お前先にばーさん所行って、腕治してもらえよ」

と、Aの腕を見ながら言った

マ「Aちゃん、風邪引いてて治せなかったからなぁ」

『了解です！』

相澤とマイクの２人はそのまま職員室へと向かい、Aは保健室へと向かった

――保健室――
『失礼しまーす』

Aが保健室のドアを開けながら言うと

リ「あんたね！熱が下がったからってすぐ授業に行く子がいるかい！」

リカバリーガールが椅子に座ったまま、Aを怒鳴りつけた

『う、、、ごめんなさい』

Aは申し訳なさそうに頭を下げ保健室の中に入った

リ「まあ、いいさね、お説教はイレイザーにたっぷりしてもらっただろうからね」

リカバリーガールはため息をつきながら言った

『それはもう、たっぷりと』

Aは昨日の夜を思い出しながら答え、椅子に座った

リ「とっとと、治癒するよ」

治癒が終わるとAは椅子から立ち上がりお礼を言うと、保健室を後にした

『ありがとうございました』

A(腕は治ったけど、体が怠い、、、)

治癒が終わり、怠い体を引きずりながら
教室に向かっていたAだったが

まだ、ホームルームまでには時間があると考えなおし
校舎裏へと向かった

校舎裏へ着くと、Aは木陰で横になり
目をつぶった

『休憩、休憩っと』

Aはしばらく、目をつぶっていて
うとうとしていたが
足音が近づいて来ている事に気づき薄らと目を開けた

心「こんなとこで、何してるの？また、迷子？」

Aが目を開けると猫を抱えた心操が不思議そうな顔をしてAを見下ろしていた

『あっ心操くんだ！久しぶりだねぇ～何してるの？』

Aは寝ぼけているのか、へにゃりと笑い心操の顔を見た

心「それはこっちの台詞、こんなとこで、寝てると風邪引くよ」

心操は猫を地面に下ろすと起き上がろうとしない
Aに手を伸ばした

『ありがとう、心操くん』

Aは心操の手を掴み起き上がると、制服に付いた汚れを落とした

「ニャーン」

Aが鳴き声が聞こえた先に目を向けると入学式の日に木の上にいた猫がAの事を見上げていた

『おー、君も久しぶりだね』

Aは再びしゃがみこむと、猫の頭を撫でた

―次行きますー