1-Aの少女【ヒロアカ】 (ページ5)

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入試試験1 ページ5

父「お前は失敗作だ」

母「お前のせいで」

「「お前がいなければ！！」」

ピピピピピピィ

『・・・朝か』

久しぶりに昔の夢をみた、忘れたいけど忘れられない昔の夢

私がまだ、幼かった頃の記憶

私は、まだ眠たい体を起こしてアラームを止めた

『よし！起きるか』

今日は雄英高校の入試の日だ

朝食を食べ、準備をしていると玄関のベルが鳴った

ピンポン

『はいはーい』

爆「準備できてっか」

ドアを開けると勝己が腕を組んで立っていた

『おはよう！勝己準備できてるよー』

爆「ん」

Aは家に戻り荷物を持って急いで外に出た

『よし！行こう』

Aが家を出て右に曲がると

爆「反対だバカ！！」

爆豪はAの腕を掴んで反対方向に進み出した

『やだなー勝己、ジョークだよジョーク』

爆「てめーの方向音痴がジョークなら俺はわざわざ迎えになんて来てねーよクソがっ」

『もー、優しいなー勝己は』

爆「・・・」

『待ってごめんおいてかないで』

Aを掴んでいた手を放し、一人で歩いて行く爆豪の手を今度はAが掴んだ

爆「とっとと行くぞ」

『うん！』

怒りながらもこうして私が掴んだ手を振りほどかない勝己はやっぱり優しいのだと私は思う

ー雄英ー

『わーお、でっかいね雄英！』

爆「普通だろこんなもん」

『あっあれ、出久じゃない？』

少し先で立ち止まっている出久をみつけた

爆「チッ！どけデク！」

緑「あっかっちゃん！とAちゃん！」

『やっほー出久』

私が出久に手を振っていると

爆「俺の前に立つな殺すぞ！」

『ちょっと勝己！』

勝己は出久に怒鳴るなり、さっさと先に行ってしまった

『ごめんね出久！勝己きっと試験で緊張してるんだよ』

緑「ううん、大丈夫だよAちゃん、いつものことだから」

『今日はお互い頑張ろうね出久！出久ならきっと大丈夫！』

緑「ありがとうAちゃん、Aちゃんもがんばってね」

『うん！またあとでね！』

私は出久に別れをつげ急いで勝己を追いかけた

勝己に追いつき試験説明会場までつくとプレゼント・マイクが試験の説明を始めた

プ「受験生のリスナー、今日は俺のライブにようこそ！エブリバディセイヘイ！」

シーーーーーン

試験の内容は仮想ヴィランを行動不能にするというシンプルなものだった

(よし！頑張るぞ！)

『じゃあ、頑張ろうね二人とも！』

私は2人に声をかけ試験会場へ向かった