1-Aの少女【ヒロアカ】 (ページ30)

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USJ1 ページ30

朝、目が覚めてすぐに体の違和感に気がついた

『だるい』

体が重く起き上がるのがしんどいが今日も学校があるため起きなければならない

『よし、』

言うことのきかない体を無理矢理起こし、制服に着替えた
幸いなことに消太さんはもう学校に行っていたようで、リビングには誰もいなかった

熱を測ると

『38.9℃、、、』

学校を休むべきなのだろうが、消太さんに迷惑がかかる
じきに直るだろうと考え、私はそのまま身支度を整え家を出た。

――学校――
ゆっくり歩いてきたからか、学校に着いたのはホームルームが始まるギリギリになってしまった

麗「あっAちゃんおはよう、遅かったね」

教室に入るとお茶子が笑顔で駆け寄ってきた

『お茶子おはよう！ちょっと寝坊しちゃった』

私は皆にバレないようにいつも通り元気に答えた

麗「そうやったんやね、遅刻せんでよかった」

教室の入り口でお茶子と話していると消太さんが教室に入ってきた

相「おい、お前らさっさと席に着け」

『はーい』

私は笑顔で答え席に着いた
消太さんは教室を見渡し皆が座ったのを確認すると

相「ホームルームを始める前に天雷、お前どうした」

と言って、私の方を見た。消太さんの声に教室がざわめく

『えっ、、、』

私は驚いて、消太さんの方を見た。

相「顔色が悪い、体調わるいのか？」

瀬「Aちゃん、体調わりーの？」

八「大丈夫ですか？Aさん」

緑「Aちゃん、大丈夫？」

消太さんの言葉に周りの席の人達が反応した

『大丈夫で、、相「嘘をつくのは合理的じゃない」』

私はすぐに否定しようとしたが消太さんの目は私を逃がす気はないらしく、まっすぐと私を見つめていた

『ごめんなさい、少し、、体調が悪いです』

私は観念し、うつむきながら言った

相「そうか、今日の連絡事項は特にない
1日ちゃんと授業を受けるように以上」

消太さんは口早にそう言うと、私に近づいてきた

相「立てるか、天雷」

『はい、大丈夫です』

私はそういい立ち上がったが、すぐにふらつき前に倒れた
私は目をつぶり衝撃に備えたがお腹に手を添えられ、転倒を免れることが出来た

支えてくれたのは消太さんで、

相「嘘はつくなと言っただろ」

私をにらみながら言った

『ごめんなさい、、』

相「俺は次の授業がある、飯田お前保健室に連れて行け」

消太さんは飯田くんに私を預けるとさっさと教室を出て行ってしまった