1-Aの少女【ヒロアカ】 (ページ27)

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勝己ん家1 ページ27

――爆豪家――

ガチャ

勝母「いらっしゃい！Aちゃん、久しぶりねー」

勝己の家に着きドアを開けると光己さんが出迎えてくれた

『こんにちは、お久しぶりです光己さん！今日はお招きいただき、ありがとうございます。』

私が頭を下げると

勝母「いいのよ、そんなにかしこまらなくて、私の方こそ急に呼んじゃってごめんねー」

『いえ、うれしかったです』

私と光己さんが話していると勝己は興味なさそうに横を通ってさっさと自分の部屋に行ってしまった

勝母「勝己！！あんた、ただいまくらい言いなさいよ！！」

光己さんが勝己の部屋の方に怒鳴ると

勝己「うっせーババア！！」

勝己も負けじと怒鳴り返していた。

勝母「勝己！！ババアって言わないの！！」

私がそんな2人の会話を聞いて、呆然としていると

勝母「ごめんねーAちゃん、上がって上がってー」

光己さんは笑顔でそう言ってくれた

『はい！お邪魔します』

私が家に上がって手を洗い、リビングに行くと、制服から家着に着替えた勝己がソファーに座っていた

『お手伝いすることありますか？』

キッチンで夜ご飯を作っているであろう光己さんに声をかけるが、

勝母「いいのいいの、Aちゃんはお客さんなんだから、座ってて―」

断られてしまったので、勝己の元へ向かう。
私が勝己の隣に座ろうとすると

勝「おい、部屋行くぞ」

声をかけ勝己は立ち上がった

勝母「あんた、Aちゃんに変なことしちゃダメよ！！」

光己さんがキッチンから勝己に声をかける

勝「するわけねーだろうが！！」

バタン！！！

勝己が怒って先にリビングを出てしまったので、私は慌てて追いかけた

部屋に入ると勝己はベッドに座っており、私に椅子に座るよう促した
私が座ると勝己は私の方を見て、話し出した

勝「こないだ、デクと話した」

勝己の言うこの間とはきっと戦闘訓練の後のことだと思う

勝「あいつ、人から個性を授かったとか言ってやがった」

私は驚き言葉を発することが出来なかったが、勝己は続ける

勝「こんな話し、普通じゃありえねぇ、でも、お前も見ただろあいつの力、どういう訳かは、知らねえがあいつが個性を使えるようになったのは事実だ」

勝己はそう言うと下を向いて、黙ってしまった

少しの沈黙の後

『どうして私にその話ししたの？私が何か知ってると思った？』

私が聞くと、図星だったようで、勝己は何も答えなかった