1-Aの少女【ヒロアカ】 (ページ20)

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戦闘訓練4 ページ20

AとBチームが移動した後モニタールームでは皆がモニターを見つめていた

上「しかしA、よくあの轟の戦闘見た後、Bチーム選んだよな」

切「確かに、瞬殺だったもんな」

蛙「何か、考えがあるんじゃないかしら」

皆は先ほどの轟の戦闘を思い出していた

尾「足を凍らせられたら、勝ちめはないよ」

葉「Aちゃん一人だしねー」

爆豪は何も言わなかったが、顔を上げて、モニターを見つめた

『さあ、どうしようか』

先ほどはオールマイトに話しかけられ、とっさにBチームと答えたAに考えなどなかった、それに爆豪が心配でほとんど他の人の個性など見ていなかった

Aはとりあえず核のある4階に向かい部屋の扉付近に立った

『まあ、なんとかなるか』

オ(まさか、天雷少女作戦がないのか？もしかして、相手も適当に選んだ！？)

オ「それでは最後の戦闘訓練スタート！」

ブザーの音が鳴るとすぐに建物が氷に包まれた
氷はAのいる4階まで、一瞬でたどり着きAの足は氷に包まれた

『冷たっ、溶かさなきゃ』

Aは足下の氷の温度を変え氷を溶かしだした

『意外と時間がかかるな』

Aが氷を溶かしているなか、障子がAの居場所を突き止めた

障「轟、ヴィランは4階にいる」

轟「わかった、行ってくる。お前はここで待ってろ」

轟が4階に向かうとまだ、氷は溶かし終えていないようで足が凍り動けないAがいた

『やあ、ヒーロー遅かったね』

Aは笑顔で轟を出迎えた

轟「余裕ぶってる場合か？動けねぇみてーだが」

『ほんとだね、どうしよう』

轟「動かない方がいいぞ、足の皮剥がれちゃ満足に戦えねぇ」

轟はAにそう言いAの横を通り過ぎ歩いて核に近づいていった

『そうだねヒーロー』

轟は通り過ぎたはずのAの声が自分の耳元で聞こえたので、驚いて振り返った

『ダメだよ、油断しちゃ』

瞬間、振り返った轟をAは水圧で横の壁まで吹き飛ばし、爆発音が響いた

轟「お前っ、なんでっ…」

『君の助言通り少し剥がれちゃったけど、ヒーローを倒せるなら問題ないよね』

意識が朦朧とした轟の目には足下を血で濡らすAが映った
Aはそのまま気絶した轟を拘束すると、窓から飛び降りとっさのことで反応できない障子も拘束した

ヴィランチームWIN！

『よっしゃー！！勝ったぞー』

最後の戦闘はヴィランの勝利で終わりを迎えた