1-Aの少女【ヒロアカ】 (ページ14)

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個性把握テスト1 ページ14

Asid

私は皆から離れ、猫がいた木の下へ向かった

『君、大丈夫？』

私が猫に話しかけると猫はニャンと鳴くだけで降りる気配はない

『やっぱ、降りられないのか』

私がどうしたものかと考えていると突然爆発音が響いた

ドガァーーーーン

『えっ！！この音って勝己？』

なんで勝己が個性使ってるの？勝己に何かあったのかも知れない
私が不安に思っていると、猫が爆発音に驚いたのか木から落ちそうになり、枝にぶら下がった状態でいた

『危ない！！』

緊急事態だから仕方ないと判断し、水を使い体を浮かせて猫を捕まえた

『セーフ、大丈夫？』

猫はお礼を言うようにニャンと鳴いた

『よかった、それより皆の所に早く向かわなくちゃ』

私は、猫を抱いたままグランドに急いだ
グラウンドに着くと勝己や他のクラスメイトが見えた。私は勝己の元へ向かった

『勝己！！大丈夫？怪我してない！？』

爆「はあ？何言ってんだお前、てかどこ行ってたんだよ」

『だって、勝己の爆発音が聞こえたから、何かあったのかと思って…』

私が心配して、勝己に聞くと、あきれた顔を向けられた

相「大丈夫なのかはお前だよ、どこ行ってた」

『しょ…相澤先生、猫が困ってたから助けてました！！』

ニャーン

猫を消太の方に向けながら私は笑顔で答えた

相「そうか、次授業遅れたら除籍な、続けるぞ」

消太さんはそれだけ言うと行ってしまった

『除籍？』

麗「Aちゃん、猫助けに行ってたんやね中々来ないから心配したよ」

『うん、木から降りられなくなってたの、それより今何やってるの？』

八「個性把握テストですわ、最下位の者は除籍にすると相澤先生が」

『なるほどね、ありがとう！』

それから、50m走、握力と進んでいき、次はボール投げだ

『出久やばくない？』

飯「ああ、このままだとまずいな」

出久はボールを投げたがすぐにボールは下に落ちてしまった

相「個性を消した」

消太さんが個性を使いながら、出久に近づく

『なに話してんだろ』

飯「指導を受けていたようだが」

爆「除籍宣告だろ」

出久はボールを見つめ下を向いていたが、覚悟を決めたように前を向くと2回目のボールを投げた
記録は705m出久には個性がないはず、だとしたらこの記録は？

私が唖然としていると勝己が出久に向かって走り出した

爆「どういうことだ、訳を言え！デクてめぇ！」

走り出した勝己は消太さんの捕縛布によって動きを封じられた

――次行きます――