1-Aの少女【ヒロアカ】 (ページ11)

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合格祝いページ11

それからしばらくして、Aが消太の家に引っ越す日になった

荷物は少なく、引っ越しはすぐに終わり、相澤とAは２人でソファーに座りコーヒーを飲んでいた

『消太さん、前から気になってたんだけど、なんで一人暮らしなのにこんな大きいマンションに住んでるの？』

相澤の家はとても広く一人で暮らすには十分すぎるくらいだった

相「お前と暮らすために決まってんだろーが」

相澤は当然のように答えたが、一緒に住むと決まったのはここ数ヶ月のことで、相澤が引っ越した時点では決まっていなかった。

『え？一緒に住むなんて言ってなかったじゃん、私が雄英に落ちる可能性だってあったし』

相「Aなら雄英を受けると思っていたし、落ちるとも思っていなかったからな」

相澤はそう答えるとソファーから立ち上がった

『信頼されてるなー私』

相「あたりまえだろうが」

相澤がキッチンに消えると玄関のベルが鳴った

ピンポーン

『私が出るよー』

キッチンから玄関に行こうとする相澤に声をかけAは玄関に向かった

『はいはーい』

マ「ヘイ！雄英ガール！」

ドアを開けるとプレゼントマイクが立っていた

『ひざしさんだ！！どうしたの？』

マ「どうしたのって、Aの合格祝いに決まってんだろー」

マイクは家に上がりながらそう答えた

『えっ？』

Aが困惑していると相澤がAの頭に手を置き声をかけた

相「そういうことだ、祝われてろ」

マ「リスナーの好きなケーキもあるぞ！！」

『ケーキ……ありがとうひざしさんー！！』

マ「変わり身っ！！」

Aがリビングに向かうと相澤がキッチンから料理を運んできた

『オムライス！！』

Aは相澤の持っているオムライスに目を輝かせた

相「A好きだったろ？」

『うん！消太さんの作ってくれたのが一番好き』

マ「早く食べよーぜ、腹ペコペコよ俺」

料理を並べ終えるとマイクはビールを持って立ち上がった

マ「それでは、あらためまして！合格おめでとう！！」

相「おめでとさん」

『ありがとう二人とも』

3人で乾杯し、ご飯を食べ始めた

ご飯も食べ終わり、ケーキを食べ終えたAはお酒を飲みながら、仕事の話しをしている2人を横目にいつのまにか寝てしまっていた。

マ「しかし、よかったな消太Aが雄英に受かって」

マイクがニヤニヤしながら相澤に言った

相「そうだな、、、」

相澤は隣で眠るAの頭をなでながら笑みを浮かべた