ゲーム実況42。 ページ44
数日後
うちの呼び鈴が鳴る。
レトさんだ。
なんとなく付き合ってることを実感して嬉しくなる。
『はーい』
私は早々と玄関のドアを開ける。
前とは違う、男らしくなったレトさんが目に見えた。
レト「じゃあ、行こか？」
そう言って手を差し伸べてくるレトさん。
『うん、最俺のみんなとかに付き合ったこと報告するんだよね。』
レト「そやで、言える？」
私は小さくうなずいた。
そして、レトさんの手を取り、家を出た。
・
最俺ハウスにつく。
玄関を通り、見慣れたリビングに入る。
“キヨ”
と、ペン書きされているソファが視界に入る。
そのⅬ字ソファに座るのは、こーちゃん、フジくん、平舘くん、そしてキヨくんの四人だ。
なんとなく気まずい。
ヒラ「今日はみんなで何するの？」
みんなには最俺ハウスに行くね、としか伝えていない。
『えーと…』
レト「いえる？」
『うん、あのね、実は私たち…
付き合ってます！』
キヨside
Aがレトさんと一緒に最俺ハウスに来るっていうから、どうせコラボだろうと思ってこの間のこと、ちゃんと謝ろうって決心した。
でも、なぜかわからんけどあのソファに座らされた。
Aが恥ずかしそうにレトさんの顔を見る。
なんかうざい。
そのあとレトさんがAに「言える？」なんて聞いた。
何だか二人だけの隠し事みたいで気に食わない。
その後、Aがうなずき、口を開く。
『あのね、実は私たち…
付き合ってます』
…？
Aは何を言ってるんだ？
俺は数分間放心状態だった。
メンバーの反応はそれぞれで、
こーすけは「まじか、おめでと！」
なんて、意味の分からないこと言ってるし
ヒラは「え、いつから、え、なんで？」
と困惑していて
フジは無言でうつむいていた。涙をこらえているのだろう。
俺は、どっきりかと思い、動画スイッチを入れて問う。
「いや、どっきりだろｗｗｗ」
思わず声が震えた。
レト「いや、ほんとだよ」
まじな顔をしていた。
ちらりとAのほうを見る。
抱きしめたくて、そして、奪ってやりたかった。レトさんから。
だから俺は、Aを抱きしめてキスをしてやった。
レト「おい、なにしてんねん！」
Aは泣いていた。
キヨ「この前はごめん。」
レトさんが俺を止めようと怒鳴ったり、俺をAから引き離そうとするが、
俺は意地でもAから離れないつもりだった。
好きだから。大好きだから。
これは錯覚でも、洗脳でもない。
俺の気持ちだ。
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あんこ - ふわわわわ！！めっちゃ素敵です！！楽しく読ませて頂きました！(誰がコメントしてくれるかな…) (2022年10月31日 11時) (
レス) id: 028224ae09 (このIDを非表示/違反報告)
あじゅらん。(プロフ) - 咲さん» そのような言葉が何よりうれしいです！ (2019年9月8日 17時) (レス) id: 4a8bec4bcc (このIDを非表示/違反報告)
咲 - すごく感動しました。素敵な小説をありがとうございます。 (2019年4月6日 0時) (レス) id: 3d28a608e8 (このIDを非表示/違反報告)
ももか - あじゅらん。さん» ありがとうございます！！！！ (2019年3月29日 19時) (レス) id: 1a8c0d49de (このIDを非表示/違反報告)
あじゅらん。(プロフ) - ぽる。さん» こちらこそ、ぽる。様には毎回コメントを返していただいてとてもうれしく感じておりました。そして、最後までこの小説をご愛読いただき、ありがとうございました。 (2019年3月29日 9時) (レス) id: 4a8bec4bcc (このIDを非表示/違反報告)
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作者ホームページ：消えます 作成日時：2018年9月18日 20時
