ねぇ、好き。(実 況 者)

ゲーム実況32。 ページ34

せ「にかんちゃんっっ！どこいってたん！？」



課長｢心配したんやからなー？｣



私たちが居酒屋に戻ると、みんなが声をかけてくれた



キヨ｢俺らには心配なしかよ｣



レ｢結構ショックやな…｣




『みなさん、心配かけてすみません


私、そろそろおいとましようと思うんですけど…』



ゆげ｢ははーん、てことはレトルト君も一緒に帰るんやな？ﾆﾔﾘ｣







変な想像をしている湯毛さんは無視して私はレトさんの手を取って、居酒屋をあとにした





｢ちょ、どこ行くんだよ｣




『…あれれ？』




後ろを振り返ると、そこに居たのは清川先輩…じゃなくてキヨくんだった





『レトさん連れてきたつもりだったんだけどな』





キヨ｢サラッと酷いこと言うなし｣





『…すんません。みんなの所、戻ります？』





キヨくんは悪戯っ子のように笑い、




キヨ｢俺んち来ねぇ？｣



そう言った





『いやです』





いつもならそう言っていたはずだ。






でも、今回は自分の気持ちに正直になろう。





『お言葉に甘えて』






私達は、離れられない関係にある




…気がする



___
『おじゃましまーす』




キヨ｢てきとーにくつろいでいいからな｣




『それ1番くつろぎにくいやつ』




キヨ｢じゃあそこに座って待ってて｣




私は言われた通りにキヨさんがいつも実写撮影してるあの部屋に座って待った





それにしても、案外綺麗な部屋だな




もっとゲーム機とかぬいぐるみとかが散乱してると思ったけど




私の部屋とは大違い((





キヨ｢はいよ｣




数分後にキヨくんが持ってきたのは、暖かいコーヒーだった。





『キヨくん、コーヒー飲めないんじゃ……』






キヨ｢ｷﾞｸｯ




いやぁ？そんなことないけど？汗｣




あからさまに動揺しているキヨくんを見て、なんだか笑ってしまった




キヨ｢あ、笑ったなー？｣



『笑ってwないwですw』





キヨ｢いや明らかに笑ってんじゃん｣






私は静かにコーヒーを口にした






『美味しいです』





キヨ｢…ありえねぇ｣





『いや美味しいし』





キヨ｢苦いだけじゃん｣





『じゃあなんで淹れた。』





キヨくんはコーヒーに口をつけた





キヨ｢まっずい｣





『お子ちゃまだね』





キヨ｢うっせ｣





キヨくんは私をじっと見てきた




『…なに？』




キヨ｢本当にお子ちゃまかどうか証明してやろうか？｣





『へ？』





ドンっ





床に押し倒された私は、死を覚悟した

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