【呪術廻戦】 待て、を飲み込んだ。【○○しないと出られない部屋】 参巻

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※軽度の喘ぎ声あり。


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　そこからエバレットは学生時代に付き合った女の子と再会して、爛れた女性遍歴を知られてこっぴどく怒られる。それでもやめなかった彼だが、段々と彼女に惹かれていって──みたいな話だった。あらすじなのに全く要約ができてない。要約下手なんだよな私……、理系だから国語苦手なんだよ。


　まあなんにせよ、これだけの内容だったら特に問題はなかったのだが、エバレットの女性遍歴がやべ〜って言っただろ。エバレットやべーんだよ。エバレットっていうかこの監督がやべーんだよ。



『あ、んぁ、やぁあ、』

『俺の下で女が喘いでも、俺の頭の中にあるのは彼女のことだった。彼女はきっとこんな風に香水くさくないし、こんな風に高い声で喘いだりしない。意地悪をしようとしたら、きっと彼女は怒って俺の頭を叩く。これはあの子じゃない。あの子じゃない』




「………………」




　エバレット役の日本の声優さんが静かに紡ぐ中、私たちも静かに黙秘していた。沈黙が痛いってこういう状況なんだなって思った。健全な高校生に濡れ場のシーンなんか見せんなよ。いやだいぶ場面がシリアスなのはわかるけど、そういう問題じゃなくね？？

　途中で堪え切れなくなって、机の上に置いてあったパッケージに手を伸ばす。絶対R-l8だろコレと思って表紙を見るが、アオリの文句が『R-17.99！！』だった。即投げ捨てた。ふざけんなよ。なんだR-17.99って。大体それだったら私見れねぇんだけど？？


　いやだこんなことになるなら真希先輩の隣にいればよかった。パシられそうだなって思って避けるんじゃなかった。乙骨先輩なんてもう視線は画面にあるのに意識どっかにぶっとんでるよ。狗巻先輩は真っ赤な顔でなんとか見てるけどな！ さっきから「おっ、おかか！」つって私のこと急に目隠ししたりしてるけどな！

　最終的にエバレットと女の子が結ばれてハッピーエンド。よく許したなヒロインちゃん。私だったらこんな男絶対許さねぇけど。



「まぁまぁだな。最後のお涙頂戴がダメだ。……あ？ なに顔赤くしてんだオマエら」

「お、おかかぁ」

「そんなんじゃ禪院で暮らせねーぞ。好き勝手女を連れ込む輩も折檻する輩もいるからな」



　まあ暮らせねーから家出たんだけど、とけらけら笑う真希さん。乙骨先輩がボソッと「禪院家潰そうかな」と呟いていて背筋が冷える。この人実際できる実力もってんじゃん怖ぇ〜〜……。


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七海、夏油　「耳責めしろ」→←禪院、狗巻、乙骨　「映画を見ろ」

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