【呪術廻戦】 待て、を飲み込んだ。【○○しないと出られない部屋】 弐巻

伏黒恵　「壁ドンして深くキスしろ」 ページ12

リクエスト。

ネタ伝わんねぇ人が友達にいてびっくりした。こ、コレがジェネレーションギャップ……？(違う)
※『うるせ〜知らね〜』のヤツ


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　オイオイヘイヘイ！ マジかよって？ マジだよ！！(キレ)




「情緒不安定にもほどがあるだろ」

「うるせ〜〜知らね〜〜！！ ファイナルファンタジー」

「何言ってんだオマエ」




　バカヤロウオマエあの有名なネタを知らねぇのか、と怒鳴りつけてみたくもなったが、まあこういうヤツってそういうのとか知らないんだろうな……、と思うとそれもなんだか可哀想な気がして結局「何でもねぇよ」って返答した。何がしたいんだ私。

　でも前は宿儺と五条先生の板挟みでスゲェキツかったからな、そう思えばこの条件も楽なのかな……、とか狂ったことを思い始める脳。なに考えてんだ私は──と思ったが、確かにもうキスやらなにやらしちゃっているので抵抗はあまりない。人選に不安があるだけだ。



「なにが不安なんだよ」と眉根を寄せた伏黒は、やはり甚爾さんに似ている──って、結局二人とも元は禪院なんだから、血が繋がっていりゃあ隔世遺伝とかで顔が似るのはおかしくないのか。隔世遺伝の使い方絶対間違ってるが。

　別に不安なワケじゃない──と言うか、なんというか、やりきれないだけだ。五条先生なら一周回って楽というか、特に気兼ねすることもない。虎杖はむしろあっちが初心なせいでこっちが動揺しない。


　ただ伏黒に関しては、私は彼を相応に評価しているのである──虎杖は一緒にいるとおもしろくて、野薔薇は楽しくて、伏黒は気負わないのだ。過去に一癖二癖あり、五条先生に手を引かれたという点で似ている──ということも関係しているかもしれない。

　……まあ仕方ないか、と膝を打ち、ぐっと立ち上がる。伏黒は私のことを睫毛の長い瞳で見下ろしていた。



　彼の瞳は綺麗だと思う。クラスメイトや友達といったフィルターを抜いても、彼の瞳は純粋に綺麗だ──睫毛も長いし、切れ長だし。

　黒くて青い虹彩は私を見据えている。




　ほんの少し、背伸びをした。



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