歪んだ世界に迷いこんだ能力者【ツイステ×文スト】(続)

敦・鏡花 ページ18

敦side

最近、太宰さんがよく遠くを見るようになった。

それは、姉の暁さんが居なくなってから。

何時も何を考えているか分からなかった太宰さんの感情が
手に取るように分かるようになってきました。

「寂しい」

「帰ってきて」

幼児が親に求めるような、そんな色々な負の感情が
ぐるぐると渦巻いてるように感じます。

かくゆう、僕も、とても寂しいです。

そして、暁さん、早く帰ってきてください。

暁さんが居なくなってからと言うもの、皆さんの感情が失くなったように、
休みもせず、貴女を暁さんを捜しています。

皆さんの体が壊れて仕舞います。



敦
「貴女は今、何処に居るのですか？」


鏡花side

私の周りから一人、また居なくなった。
太宰さんの姉。

あんなに綺麗に笑う人が元マフィアなんてあり得ない。
何時もそう思う。
だけど、マフィアになって一番最初にあったのが、あの人。

マフィアなのに、暖かく笑う、何故此処に居るのかわからない人。

結局、姉弟揃ってマフィアを抜けたけど、また会えた。

でも、そんなに幸せは長く続かなかった。

姉さん、何処に行ったの？

私、心配してる。
皆も、心配してる。

鏡花
「姉さん。良くできたねって頭を撫でて...」

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