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貴「…ばーか」
お前が急に、涙でくしゃくしゃの顔で。
そんなことを言うから、
俺は不意を付かれたように驚いた顔をして、
ﾌｧ「なんとでも言ってろ、不細工な顔」
また憎まれ口を叩く。
素直になれなくて、不器用で、
今まで悔しかったこの憎まれ口が、
今の俺には、とてもかけがえのないものに感じる。
貴「女子に不細工とか最低」
この、近くて遠いような距離が。
ﾌｧ「女子なんてどこかに居たっけ？」
貴「その目は飾りかあほ」
今の俺達の適切な距離なら、
貴「…ぷっ」
ﾌｧ「…ははっ」
今はこのままでもいいと思える。
大好きな人と、他愛もない言い合いが出来る。
そんな出来事が、今の俺にとっては幸せだから。
こんな風に自然にまたお前と話せるなんて、
嬉しくておかしくなりそうだから。
なぁ、A。
お前が例え俺の事を愛していなくても、
今はそれでもいいから。
どうか隣にいて欲しいんだ。
隣にいてくれる存在は、
Aじゃなきゃ嫌だから。
＿＿
ﾌｧ「ま、俺はその赤髪の女に呼ばれて来たな」
貴「へぇー、リヴァイは来てくれないの？」
ﾌｧ「リヴァイは一応あの女守ってんだよ」
なんて、俺が無視してきただけだけどさ。
貴「えーリヴァイがよかったぁー」
ﾌｧ「俺じゃ不満かよ」
貴「ふふふ、嘘。…ファーランで良かった」
ﾌｧ「…は…！？」
また不意を付かれて、今度は顔に熱がこもる。
やばい、顔絶対真っ赤だ。
貴「顔真っ赤じゃん」
笑いが止まらないと言うように、俺を見て笑う。
ﾌｧ「うるっせぇ！」
口元に手を添えて俺は一生懸命顔を隠す。
貴「はいはい、おんぶして家まで送ってよ」
ﾌｧ「はぁ？調子にのって…」
貴「お姫様抱っこでもいいけど、顔真っ赤なの見えるよ？」
ﾌｧ「…〜！！あ"ーくそ！！」
なんか今日はこいつに手のひらで転がされてる。
くそ、なんなんだよ…
ﾌｧ「ほら、早く乗れって」
貴「じゃあ遠慮なく」
たまにはこういうのも、悪くないけど。
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ああ - 面白かったです 久しぶりにファーランとイザベルを思い出せたと思います 今更ですがファーランかっこいいなーって思いました イザベルは相変わらず可愛い❤ (10月6日 15時) (
レス) @page50 id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
ポップキャンディ(プロフ) - 秋夜さん» わっ！本当ですか！？コメントありがとうございます…！！嬉しいです！更新頑張ります！！ (2017年5月28日 10時) (レス) id: 28e73a47a2 (このIDを非表示/違反報告)
秋夜 - 本当に面白かったです！ 更新頑張って下さい！ (2017年5月27日 23時) (レス) id: 953811966b (このIDを非表示/違反報告)
ポップキャンディ(プロフ) - ウサリボンさん» そう言って頂けると嬉しいです！！更新頑張りますね！ (2017年4月9日 16時) (レス) id: 28e73a47a2 (このIDを非表示/違反報告)
ウサリボン - 面白かったです。続き楽しみしてます (2017年4月9日 16時) (レス) id: cbdd6d3ff0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ポップキャンディ | 作成日時：2017年4月8日 16時
