こっち向いて2『阪神タイガース』

私の友達の鋭さといったら、 ページ10

良太さんから電話がきた、


A「もしもし...？」


良太「もっ、もしもし...Aちゃんだよね？」


A「はい、私ですよ、どうしたんですか？突然」


良太「あっ、あの、来週の月曜日の夜ってあいてるか？」


A「来週は...あいてますよ」


良太「ほんまか！？じゃあ！もしよかったら...どっ、どこか一緒に、夕飯でも食べに行きたいんじゃけど！」


A「えっ！ご一緒しちゃっていいんですか？私なんかでいいんですか？」


そう聞くと、良太さんは必死そうに、


良太「いやっ！！Aちゃんがいいんじゃけ！！」


そう言われてドキッとした、

私がいいなんて、ストレートに言われて、

電話越しで本当によかった、


A「いいですよ！楽しみにしてますね」


良太「あぁ！わしも楽しみにしちょるけん！あ、あとその日は、わしが迎えに行ったるから！」


A「すみません、ありがとうございます」


良太「それじゃあ、また来週な！ほんまにありがとう！！」


そう言って電話はきれた、


同僚女「なになにー？やっぱり、Aって彼氏いるの？？」


A「彼氏じゃないよー！ただの知り合いー！」


そう言って、友達にごまかしをいれるけど、


同僚女「ほんと、嘘が下手ねぇー、そんなんだと、心配なのよ、悪い男につかれないか」


友達はため息をつきながらそう言う、


A「うぅっ...良太さんは悪い人じゃないもん...！」


同僚女「へぇ、良太さんねぇ...よし、今日はどっか食べに行くよー、あんたの恋バナ聞いてあげるから」


A「えぇー！ちょっとー！！」


そのまま、私は強制連行されました、

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