今日:4 hit、昨日:6 hit、合計:46,522 hit
小|中|大
11 ページ13
リヴァイの旦那に酌をする
とぽとぽと音を立ててお猪口に落ちていく
『今宵は、夜桜が綺麗だ』
窓の外を眺める
「あぁ、綺麗な花魁が傍にいるから美味い酒がもっと美味くなる」
窓の外を一度見て、俺にゆっくりと視線を移す
『ふふ、冗談がお上手』
袖で口元を隠して、目を細める
「…どうだろうな」
口から煙をゆっくりと吐く
細くて長い指が煙管を支え、形の整った口が煙を吐く
一連の動作は滑らかでとても美しい
「…そんな見たって何も出ねーぞ」
視線だけをこちらに寄越す
『いえ、とても美しゅうござんす』
頬に笑みを浮かべる
「おめーも冗談がうめーよ」
目を細め唇の端が上へ持ち上がる
『ふ、どうでしょう』
酒を煽る
こんなゆったりと静かな時間を過ごしていたのに
廊下が騒がしい事に気づかなかったのは
何故なのか
突然襖が開かれる
二人して肩を少し揺らす
そこに立っていたのは
ハンジの旦那だった__________
あと、片桐
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
41人がお気に入り
41人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:日紫喜 | 作成日時:2018年8月30日 14時