ローラーぐみのインテリ担当2 (ページ19)

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逢｢どう？考えてくれた？｣

｢まあ、、はい。｣

歯切れの悪い返答に察してくれたのか、目の前の逢見君は複雑そうに笑う。

逢｢もちろん。作間自身の思いで決めてくれるのが1番。でも、だけどさ。俺はどうしても作間に入って欲しいって思ってる。｣

何を1番に取るか。

そう考えているところは、俺と逢見君の共通する所だと思う。

学業と芸能活動の両立。

容易くできることじゃないし、自分にとってどちらも捨てきれるものじゃない。

きっとこれからも両方という選択肢を取り続けるのがこの人の進み方な気がする。

そんな逢見君の真剣な眼差しが、今日は何かを懸命に訴えてきているような気がした。

｢なんで、俺なんですか。｣

そんな目を向けるのも、

こうして何度も頼みに来るのも、

なんで俺なのか。

逢｢即戦力。その意味もある。作間は何でも出来るから。｣

チクリ。

胸がいたんだ。

結局この人も、俺を替えのきくJrの1人だと言うのか…と。

逢｢でも、それよりも、作間にHiHiにいて欲しいんだ。ひたむきな努力と謙虚な姿勢。それを意識せず出来ちゃう。そんな、実力も今までの姿勢も全部持ち合わせた作間龍斗にHiHi Jetにいて欲しい。｣

_俺はそう思ってるよ。

と、小さく付け足した逢見君はやっぱりこちらを見つめ、何かにすがりつくようだった