◎想わせぶりの 平野くん 。【 完結 】*

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流「 … うぅぅ 」



「 .. え 、ちょっ 、何で泣いてんの 」









あれから廉はなにか
言おうとしてたけど 、聞く前に


ダッシュへ家に逃げてきた 。









そしてソファーに倒れこみ 、泣きはじめる
うちの兄 。藤井流星 。









流「 … お兄ちゃん 、Aが
そんなプレイガールなんて知らんかった」





「 … は 」








流「 .. ぅぅ 、しかも廉と ... 」



「 … 」






流「 付き合っとるなんて ...... 」









「 はぁぁぁぁあ ？！ 」









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どうやらうちのお兄ちゃん 。







とんだ勘違いをしているようで 。









「 … あ、たし 廉と付き合ってないし ！ 」









あたしがそう言うと

お兄ちゃんは目を見開いて驚く 。









流「 え ?! じゃあお前ら .. 」





「 な 、なに 」









流「付き合ってないのにちゅーしたんかぁ!」









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お兄ちゃんの


逆鱗に触れてしまいました 。









「 .. ちょ、落ち着いて 」





流「 やから A 泣いとんか ！ 」









『 無理矢理されたんやな ... 』なんて
泣きながらあたしの頭をぽんぽん 。









流「 まじ彼奴 、殺す 」




「 お兄ちゃん !! 一旦 聞いて っ ! 」








流「 … うぃ 、」









「 告白は 、されたの 」






流「 ……… ずびー 」









あたしの話を聞いてるのか
聞いてないのか 、鼻をかみながら


涙を流すお兄ちゃん 。









流「 告白 ... ですか 」




「 うん 、でもあたし今 好きな人がいて っ 」







流「 ……… 」









お兄ちゃんの手から 、ティッシュが落ちた 。









流「 … す 、好きな 人 … 」









ああ 、お兄ちゃんごめんなさい 。








これで



お兄ちゃんを気絶させてしまうのは
何回目でしょうか 。









流「 Aの .. 好きな 、やつ ... 誰や... 」









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