アイドルセンラー【セ/ン/ラ】

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夢主side


ヘッドフォンを耳にはじめてのテレビ局に足を踏み入れた

ヘッドフォンを首にかけマネージャーに言われるがまま足を進めた

ちなみに今日は月曜日

私の気分も舞い上がっていた



「準備が終わったら早速楽屋挨拶しに行ってね」

「あっ、はい」



まだ慣れない楽屋挨拶

自分でメイクをし髪を整える


収録用の服に着替えて気合いを入れた



「…がんばろう。今日は帰ったらげつようびがある！」


挨拶に向かおうとすると部屋の扉がノックされる



「失礼しまーす」


入ってきたのは最近人気の若い男の俳優さん

楽屋に行こうと思ったら向こうから来てくださった


私的にはセンラさんの方が全然かっこいいが人気らしい


「どうも。今日共演させていただく蒼です」


ニコニコと私にそう言った蒼さん

私も負けずと笑顔で自己紹介をした


「はい！ひとりーと申します〜！どうぞよろしくお願いします」

「やっぱり近くで見るとかわいいですねー」

「え、あぁ…ありがとうございます！」


思いもよらないことを言われてテンパる



「はじめてのテレビなのでご迷惑をおかけします…」


「いえいえ！僕もまだ慣れてないので大丈夫ですよ」


蒼さんはお気持ちですとお菓子を置いて楽屋を出て行った




「はぁー緊張した…。やっぱりテレビで見るのとは全然違う」


パシッと顔を叩き2回目の気合いを入れた



「そろそろ準備お願いします」



スタッフさんがそう言いにきた

法被を持ち私は楽屋を出た


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