１３７話 ページ42
「はぁ？」
「何言ってんだ、コイツ…」
『ッ…！』
やっと自分の意見を言え同僚を睨んだのだが、結果は流されると言うものだった。
馬鹿にしたような歪んだ笑みを私に向けて胸ぐらを掴む同僚、私はビビってしまってただ固まって睨み返す事しか出来ずにいた
「お前、今のこの状況理解してねぇの？」
「男数人に囲まれてまだ乱 暴されないだけマシだと思えよ」
「あ、もしかしてそれ狙ってた感じ？ごめんなぁ、お前みたいなちんちくりんに全然欲 情しねえわぁ！」
『…！』
一人の同僚が言った言葉に私の顔はカァッと熱くなる
別にそんな目で見られたいんじゃない！そんなことを望んでアンタらに言ったんじゃない！
それよりもちんちくりんという言葉と、欲 情しないという言葉…コイツらに女として見られたいとは思ったことはなかったが、女として、大事な何かを傷つけられた気がした。
嗚呼、男ってやっぱりこういう生き物なんだ、と失望する
コイツらの言った通り、私一人で何か言い立ち向かったところで酷いことをされるに決まっていた。
馬鹿にされ悔しいのにただ黙って耐える事しか出来ない…悔しい！くやしい！！
「…あ？なんだよ、その目」
胸ぐらを掴んでいたやつが私の顔を見て眉を寄せ、気に入らないとばかりに掴んでいた胸ぐらを上に上げガンを飛ばしてくる
男数人に囲まれ逃げ場がない、目の前の男は今にも私に手をあげそうで心臓が凄まじいほど波打っている。
震える手、体、逃げ場のないこの状況、本当に絶望だった
「女だからって優しくされると思うなよ」
『ッ！』
怖い、怖い、怖い！
睨んだのが間違いだった、抵抗しようとしたのがダメだったんだ。
いやだ、こわい、助けて、アル兄さん…、隊長、ゾムさん…っ！
胸ぐらを掴んでいない方の手がゆっくりと上がる…
それを見て『嗚呼、叩かれるのか…』なんて冷静に見ている私は馬鹿なんだろう…
スローモーションのようにゆっくりと私目掛けて降ってくる拳、衝撃を覚悟し目を強く瞑った
「…おい、そこで何やってん」
騒がしい同僚の笑い声の中、静かに聞こえた低い声。
聞いたことのある声に瞑っていた目を開け、声のした方を見た
「ぞ、ゾム様っ！！」
『！』
目を開けた時、いつも見ている緑色の軍服が目に入った
茶色い少し長めの前髪から微かに見える緑の瞳は薄暗く光っている
zm「…お前、今Aに、何しようとしたん？」
「「「ッ！！？」」」
殺気が彼の怒りを物語っていた。
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にろ。(プロフ) - 店員です！さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけてすごく嬉しいです！！これからもこの作品をご贔屓によろしくお願いします！ (2020年9月2日 21時) (
レス) id: b75158f124 (このIDを非表示/違反報告)
店員です！ - 下のコメントとにかく内容がぐちゃぐちゃで申し訳ないです、、すみません、文字数がオーバーしてしまうので二つに分けさせていただきました、 (2020年9月1日 22時) (レス) id: 69c0d25b87 (このIDを非表示/違反報告)
店員です！ - 初コメ失礼します！にろ様の作品がおすすめに出てきており気になって一昨日から読ませていただいております。自分すごく飽き性なんですがにろ様の作品は、楽しくて手が止まることなく読むことが出来ております！（面白いということです、）これからも応援しております！ (2020年9月1日 22時) (レス) id: 69c0d25b87 (このIDを非表示/違反報告)
にろ。(プロフ) - まふゆさん» コメントありがとうございます！ただいまです！そう言って頂けるだけで涙が出そうです…！お待たせいたしました！ (2020年8月31日 21時) (レス) id: b75158f124 (このIDを非表示/違反報告)
まふゆ(プロフ) - いつも楽しく読まさせていただいています！おかえりなさい！これからも無理せず、無理だと思ったら更新停止にして、少しづつでもこの素敵な小説を進めて行ってくださると嬉しいです！ (2020年8月31日 21時) (レス) id: 295871ab0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にろ。 | 作成日時：2020年8月6日 23時
