５０話 ページ4
sha「ぺ神〜、おるかぁ？」
『そ、そんな勝手にッ！』
ノックもせずに医務室と書いてある部屋の扉を乱暴に開ける隊長。
いやいや、まだ私がしんぺい神様に会う準備が出来ていない！
そんな私の心情と裏腹に、ズカズカと中へ入りいろいろ物色する隊長は「ラッキー、お菓子あんでA！」と机に置いてあるクッキーをボリボリと食べていた
『た、隊長…いくら幹部でもそれはマズイのではないでしょうか…？』
sha「ええねん、どうせアイツまたロボロんとこ行っとんねんやから、おらん方が悪いねん」
そんな理不尽な…。
sha「ぺ神おらんし俺が手当てしたるわ、そんなとこ突っ立っとらんとはよ入ってこいや」
『え、た、隊長がっ？！』
隊長の声に思わず失礼な言葉が出てしまい慌てて口を押さえる
これでも幾度となく戦場を駆け回ってきた人だ、自分の手当てぐらいは出来て当然だろう
sha「確か、ここにあってんけどなぁ…。薬の位置変えた？」
片手にクッキーを食べながら次々と棚を物色し開けていく。
私が恐る恐る失礼します、と中へ入り椅子へ座った時には、手に消毒液と包帯、ガーゼを持って隊長がドヤ顔で目の前の椅子へ腰を下ろす。
sha「俺に任せな！」
『隊長のお手を煩わせるわけにはいかないですよ！自分で出来ます！』
sha「ええねん！俺がやったるって言ってんねやからケガ人は大人しくいう事聞いとけ！」
『す、すみません…』
クッキーで少しベタベタな手が私の手を掴む。
『あ、あの…隊長、手が…』
sha「あ…ちょっと洗ってくるわ。丁度いいしAも消毒前に手についた汗とか血とか流しとき」
『そうですね』
数秒後、私も一緒に水道をお借りすることに。
ビショビショになった手を空中でブンブンと振り、残った水滴を服で拭く隊長。
ちょっと、大雑把過ぎませんかね…？隣に拭く紙置いてましたけれども？
sha「よし、じゃあやったんで！」
『お、お願いします』
ギラギラと目を輝かせて消毒液とガーゼを持つ隊長は怯む私を見てニヤニヤと不吉な笑みを浮かべ愉快そうに近づいてくる
sha「おらぁぁぁ！」
『ッだぁ！！』
巻けきれていない巻き舌で大量の消毒液を容赦無く両手へぶち撒ける隊長。
両手に覚悟していた激痛が走り体を硬らせた
ボタボタと両手から流れ落ちた消毒液が床へ落ちて広がっていく
『た、たいちょぉ…加減というものをぉ…』
sha「ごめんやん！つい張り切ってしもうてぇ」
激痛で涙目になりながら満面の笑みの隊長を見上げた
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アリウサパン?(プロフ) - コメント失礼します！「しない」でお願いします！ (2020年8月3日 1時) (
レス) id: 870c94650e (このIDを非表示/違反報告)
青葉２号(プロフ) - コメント失礼します！悩みましたが、『する』に一票入れさせていただきます！ (2020年8月3日 1時) (レス) id: 5284f259f4 (このIDを非表示/違反報告)
明莉(プロフ) - コメント失礼します！しない！でお願いします！ (2020年8月3日 1時) (レス) id: 97974cb528 (このIDを非表示/違反報告)
きずな(プロフ) - コメント失礼します。しない一択で！ (2020年8月3日 0時) (レス) id: 9903ddc09e (このIDを非表示/違反報告)
たんこぶ - コメント失礼します。「しない」で投票させていただきます。 (2020年8月3日 0時) (レス) id: 6e4881c6a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にろ。 | 作成日時：2020年7月22日 3時
