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66話 ページ20

ci「食べてるかぁ?」
『チーノ様!』


不思議な視線に首を傾げつつも、目の前にある美味しいお肉を食べていた時、チーノ様から声をかけられた。
先ほど挨拶をした時よりも少し顔が赤く、お酒の匂いが微かにする


ci「旨いやろ」
『はい、とても美味しいです』
ci「んふふふ、せやろせやろ!」


愉快そうに笑うチーノ様、眼鏡が少しズレている。


ci「俺な、さっきからずっと見ててんけどぉ」
『はい』
ci「どこまでが、ホンマの君なん?」
『…はい?』


コテン、と首を傾げて上目遣いで顔を覗いてくるチーノ様。
彼の言っている意味が理解できなかった


『ホンマ、というのは?』
ci「大先生にしろ、ロボロにしろ、ショッピくんにしろ、ちょっと飲みの場やからって気ぃ抜き過ぎちゃうかって思うねんなぁ…、なんでそんなすぐ打ち解けれるんか理解出来んねん…、ってかなんで君はここにおることが出来んの?」
『…それはチーノ様は私が何か企んでいるとおっしゃっているのですか?』
ci「んーん、別にそこまで言ってへんねんけどぉ。君は今期入ってきた新人やろ?まだ日の浅い新人がなんでこんなすぐ幹部に気に入られてご飯誘われるか理解出来ひんからさぁ」


ああ、この人はトントン様と同じ思考の持ち主か。
酔っているはずなのに、顔が赤く、呂律がしっかり回っていないはずなのに、私を見る瞳だけはしっかりと観察する様に私を捉えて離さない


ci「やっぱり金?幹部のうちの誰かの玉の輿になれれば、みたいな?」
『!…そんなものには興味ないです!』
ci「へえ、随分必死に否定すんねんなぁ、なんかバレたらヤバイ事あんの?」
『ないですよ。ただ、今日の昼頃書記長様にも同じことを言われましたので…』


書記長様も冷たい視線で私を睨み、同じ考えを持っていらした。
そう何度も言われてしまうと流石にコチラも黙ってはいられない


ci「マジで?!めっちゃおもろいやん!」
『全然面白くないですよ、私は。』


本当、どこが面白いのか


ci「俺な、入隊して2年で幹部なってんけど。毎日トントンに媚びてゴマすって笑顔貼り付けてたら幹部になれたんよ」
『はぁ…。』
ci「んで、スピード出世コース。ある意味天才ちゃう?でもめっちゃ妬まれてん」
『そうでしょうね』
ci「これも実力やのになんで妬まれんのって思っててんけど今やったら分かる気がするわ。すぐ気に入られる新人見たら、なんか腹立つなぁ!」


爆笑し机を叩くチーノ様は、ツボに入ったのか目に涙を浮かべている

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アリウサパン?(プロフ) - コメント失礼します!「しない」でお願いします! (2020年8月3日 1時) (レス) id: 870c94650e (このIDを非表示/違反報告)
青葉2号(プロフ) - コメント失礼します!悩みましたが、『する』に一票入れさせていただきます! (2020年8月3日 1時) (レス) id: 5284f259f4 (このIDを非表示/違反報告)
明莉(プロフ) - コメント失礼します!しない!でお願いします! (2020年8月3日 1時) (レス) id: 97974cb528 (このIDを非表示/違反報告)
きずな(プロフ) - コメント失礼します。しない一択で! (2020年8月3日 0時) (レス) id: 9903ddc09e (このIDを非表示/違反報告)
たんこぶ - コメント失礼します。「しない」で投票させていただきます。 (2020年8月3日 0時) (レス) id: 6e4881c6a5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:にろ。 | 作成日時:2020年7月22日 3時

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