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30話 ページ33

私が何か言える立場でもない。
諦めて目の前の美味しそうなラーメンと炒飯にありつこうではないか!
湯気が出てまだ熱々だ


『いただきます』


ラーメンはまずスープから。
ベースは醤油かぁ!あまりこってりし過ぎじゃないから楽に食べれる。
あ!炒飯の方が味濃い!やっぱ炒飯には醤油ラーメンよね!!
おばさん、最高!伊達に食堂で働いているだけのことはある


『う、うまぁ…』
ut「…う、わ。めっちゃ美味そう」
rb「Aちゃんってめっちゃ美味そうに食うよな、こっちまでラーメンと炒飯食いたくなってきたわ」
『あ、少しお裾分けしましょうか?』


大先生とロボロさんが釘付けで見ていた。
確かにめちゃくちゃ美味しい


rb「え?!いいの?」
『はい、私の使用した蓮華で良ければ使ってください』
ut「えーロボロだけズルぅ!Aちゃん、僕もええ?」
『勿論ですよ、大先生』


ガシャン!!


ちょっと待ってくださいね、とロボロさんに蓮華を渡そうとすると目の前のゾム様がいきなり机を叩いた。
ビクッと体が震える。
ロボロさんも大先生もそしてある一定の周りの人たちも皆、ゾム様を見ていた。


zm「……お前ら、うっさいねん…」
rb「ぞ、ゾム…」
ut「おぉ…ビックったぁ…」
『し、失礼しましたっ!!』


顔が真っ青になる。
ゾム様がお怒りだ…少し騒ぎすぎたのかもしれない
明らかに殺気を私達に向けて放っている
ロボロさんも大先生も案の定、真っ青だ


rb「ご、ごめんな、Aちゃん!やっぱやめとくわ!」
『え、そ、そうですか…?』
ut「僕もいいかなぁ、お腹一杯になってたし!」
『そう…ですか…』


残念だ、きっと私のせいだ。
ロボロさんにも大先生にも馴れ馴れしくし過ぎた。
まず幹部に食べかけのご飯あげるってなんだよ!失礼すぎでしょ私。


rb「また今度おばちゃんにそれ頼んでみるから、だからそれはAちゃん食べ?」
『はい…』


気を遣ってくれてるのがわかる。
幹部に気を遣わせるってなんだよ、マジで。
「足りひんくなったらあかんやろ?」と笑ってくれているロボロさん。
ゾム様は未だに険悪な雰囲気を醸し出している

うぅ…目の前にゾム様がいるのに食べれるわけない。
それでも折角おばさん達が作ってくれた料理だ、残すなんてそんな酷いことは出来ない。

無理やり詰め込む様に口に運び味もわからぬまま飲み込む
ただ機械的に食べ物を摂取している感じ…、味なんて感じる程の余裕はなかった


?「あれ…A?」
『え』

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すみれいん(プロフ) - にろ。さん» もうrbrのそのPCで主の過去を調べてもう全てを解き明かしてくれよぉぉぉともうハラハラですよ! (2020年7月23日 18時) (レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
ひひゃは - うぃ↑ああ↓(下に同じく) (2020年7月21日 20時) (レス) id: 2e0228b2c8 (このIDを非表示/違反報告)
アズライト@pitter - ぅ…うぇああああああああああああああああ!(下に同じく) (2020年7月21日 20時) (レス) id: 398b65f064 (このIDを非表示/違反報告)
- ……うわわわわワァァァァーー(謎のノリに乗りたかった。) (2020年7月21日 16時) (レス) id: ce94435e90 (このIDを非表示/違反報告)
クラロピ - わぁーお(ポカーン) (2020年7月21日 12時) (レス) id: 6ed93c7e9a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:にろ。 | 作成日時:2020年7月15日 1時

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